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【2016年】
13.0 - 11.3 - 11.1 - 12.1 - 12.4 -
12.8 - 13.5 - 13.2 - 12.3 - 12.7 - 12.2 - 12.0 - 11.6 - 11.5 - 11.6
テンは各馬ゆっくり目に出てて
2~3F目は前2頭が勝手にやり合う形。
後続は序盤無理に追いかけず、
イーブンペースを維持しながら
1周目のホームストレッチで前との差を詰めていき、
1コーナーの中弛み地点で完全に追いつくが、
そこから後続も中弛みに付き合ったことで
縦長をキープしたまま各馬とも一旦抑えを利かせる運び。
向正面、1800通過辺りから
空いた内を狙って何頭かがポジションを上げていくが、
先団が動かなかったため詰まってしまい、
結局ここで脚を使った馬は無駄脚となり軒並み沈む形。
坂の登りを前に馬群はだいぶ凝縮するが、
先に脚を使って詰まった組も多いせいか目立った動きはなく、
結果、中弛み地点で掛かりながらも
先団で我慢を続けたエアスピネルが3着に残り、
向正面で早めに外に出し
内目の余計な上げ下げに付き合わなかった
サトノダイヤモンド、レインボーラインが1、2着。
上位3頭には敵わなかったが
同じく外目にいたディーマジェスティが4着に残った。
【2015年】
12.7 - 11.1 - 11.6 - 12.3 - 12.5 -
13.1 - 13.7 - 13.7 - 11.8 - 12.1 - 12.0 - 11.9 - 11.8 - 11.9 - 11.7
2016年と比較すると
スタートの良い馬が多く飛び出しはやや速め。
2~3F目はここでも先団何頭かが飛ばしただけで
後続集団は序盤を平均ペースでの追走。
ただ、前が早めにペースを落としたため
1周目のゴール板前では各馬ともすでに抑えを利かせる走り。
あまりの遅さに業を煮やしたのか、
向正面に入ると外目から
即座に何頭かが押し上げ一気にペースアップ。
元々中団前にいた勝ち馬のキタサンブラックと
2着のリアルスティールもここで前の流れに付いていくが、
結果的にはこの判断が大きく実を結ぶ形。
後方各馬は先団からやや遅れての仕掛けとなってしまい、
坂の登りでペースを上げて外目を回るような馬も多く、
終わってみれば、
先に動いて先団内目で余力を残した
キタサンブラック、リアルスティール、リアファルが1~3着。
また、後方集団の先頭にいて仕掛けはワンテンポ遅れたが、
後方組の中では先に動いて余計な脚も使わなかった
タンタアレグリアが4着に残る形。
【2014年】
13.0 - 12.0 - 12.0 - 12.0 - 11.9 -
11.9 - 12.2 - 12.4 - 12.4 - 12.4 - 12.2 - 11.7 - 11.7 - 11.6 - 11.6
超レコードの菊花賞となったが、
早々に先行争いの決着が付いたことで前半3Fは近2年よりも緩め。
テンが緩かったため後続各馬も前に付いていき、
菊花賞としては序盤から馬群が詰まった展開。
一応、先行集団と後方集団に分かれてはいたが、
その後緩みがなかったことで
この時点で後方にいた馬にとってはすでに苦しい流れだった。
例年ならある程度緩む1コーナーも
ほぼ前半のスピードを維持したままの飛び込みで
ここも後続がしっかり付いてくる形。
動く隙がないため勝負所でも馬順はほとんど変わらず、
坂の下りで行き場を失くした馬が外へと集まってくるが、
この流れで外目を回すロスは大きく、
結果、道中を先団~中団内目でやり過ごし続けた
トーホウジャッカル、
サウンズオブアース、ゴールドアクターが上位を独占。
4、5着に入ったのも後方内目を回り続けた
タガノグランパ、ショウナンラグーンだった。
さすが長距離戦だけあって
近3年は余計な動きを避けた馬が見事に上位を占める形。
乗り役の判断力はかなり大事になってくるのかなと思う。
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