TERAMAGAZINEさんの競馬日記

ワンアンドオンリーは2冠馬になれるのか?

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【皐月賞&ダービーの2冠馬】
トウカイテイオー、ミホノブルボン、サニーブライアン、ネオユニヴァース、メイショウサムソンなど15頭もいます。

【皐月賞&菊花賞の2冠馬】
キタノカチドキ、ミホシンザン、サクラスターオー、セイウンスカイ、エアシャカール、ゴールドシップなど8頭います。

【ダービー&菊花賞の2冠馬】
菊花賞74年間の歴史で、40年前の1973年タケホープただ1頭だけです。
(※1943年の牝馬クリフジはダービー、オークス、菊花賞の変則3冠馬)

【ダービー1冠馬で菊花賞を1番人気で出走した馬と(菊花賞馬)】
77年ラッキールーラ→15着(プレストウコウ)
78年サクラショウリ→5着(インターグシケン)
87年メリーナイス→9着(サクラスターオー)
98年スペシャルウィーク→2着(セイウンスカイ)
99年アドマイヤベガ→6着(ナリタトップロード)
10年アグネスフライト→5着(エアシャカール)
01年ジャングルポケット→4着(マンハッタンカフェ)

ワンアンドオンリーは1番人気で間違いないでしょうが、ワンアンドオンリーは、
朝日杯3歳S(現・朝日杯FS)馬でダービー6馬身圧勝のメリーナイス、皐月賞3着でこの後に天皇賞・春、天皇賞・秋、ジャパンカップを勝つスペシャルウィーク、皐月賞3着で菊花賞4着後に3歳でジャパンカップを勝ったジャングルポケットでさえ勝てなかった菊花賞を勝てるのでしょうか?

もちろん菊花賞は同世代対決。
ワンアンドオンリーより強い馬がいなければ結果的に勝てるでしょう。
しかし最後の1冠の秋華賞で単勝1,5倍のヌーヴォレコルトは敗退。
僕は先週のブログで下記のように述べました。
http://umanity.jp/home/view_diary.php?id=93aea7b628&owner_id=35fe1fee66
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桜花賞3着でオークス馬のヌーヴォレコルトはローズSを快勝し1番人気は確実。血統的にもハーツクライ産駒はジャスタウェイのように本格化するととてつもない強さを発揮するので、2冠達成は確実のように報道されていますが、気になるデータが2つあります。
過去10年、秋華賞を1番人気で勝った馬は3冠牝馬のアパパネとジェンティルドンナの2頭だけ。
さらに、ローズS→秋華賞と連勝した馬も有馬記念馬ダイワスカーレットとジャパンカップ連覇のジェンティルドンナの2頭だけです。
果たしてヌーヴォレコルトはそこまでの名牝なのでしょうか?(違うでしょう)
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ワンアンドオンリーもヌーヴォレコルトと同じハーツクライ産駒。
神戸新聞杯(ローズSと同じ最重要トライアル)を勝ったのも同じ。
もう一度、問います。
ワンアンドオンリーは菊花賞で負けたスペシャルウィーク、ジャングルポケットよりも一流馬なのでしょうか?(違うでしょう)

桜花賞馬ハープスター不在、唯一対抗出来る実績を持つ阪神JF馬レッドリヴェールはダービー12着惨敗、ローズS6着と明らかに調子を落としており、ヌーヴォレコルトの2冠は確実視されていたのに負けました。

ヌーヴォレコルトを破ったショウナンパンドラは、ディープインパクト×ノーザンダンサー系というG1の王道血統。しかも近親にステイゴールド、サッカーボーイがいる一流牝系。G1を勝つ要素はありました。(僕も2着候補までにしか挙げてなかったので、モチロン大きなことは言えませんが…)

スペシャルウィークを破ったセイウンスカイは皐月賞馬。ジャングルポケットに勝ったマンハッタンカフェは3歳で有馬記念を勝ち、天皇賞・春も勝った名馬。

しかもスペシャルウィークの同期はセイウンスカイ以外にもエルコンドルパサー、グラスワンダーがいた近年の最強世代。ジャングルポケットもマンハッタンカフェに加えてクロフネ、アグネスタキオンがいた最強世代。

今年の3歳牡馬は牝馬のハープスターが3歳最強と言われているようにレベルが低いと言われています。(アンカツ師匠、清水成駿先生も公言)

新潟2歳Sでハープスターに3馬身ぶっちぎられたイスラボニータが皐月賞馬でダービー2着。スプリングSでロサギガンティアに負け皐月賞6着のダート馬のアジアエクスプレスが朝日杯FSを勝つ世代ですから。(※芝はレベルが低いですが、ダートはハッピースプリント、カゼノコ、レッドアルヴィス、ランウェイワルツなどレベルが高い世代だと僕は思っていますが)

ワンアンドオンリーは負けが多すぎでしょう。しかも負け方が悪い。新馬戦は後方ママの12着惨敗、東スポ杯2歳S(勝ち馬はイスラボニータ)もラングレー、サトノアラジンにすら先着出来ず、4角8番手から2頭抜いただけの6着惨敗(上がりも3位止まり)

血統的にも母父は名マイラーのタイキシャトルで距離不安は大きいです。近親に皐月賞馬ノーリーズンがいますが、ブライアンズタイム×ミスプロ系のノーリーズンでさえ3000mを超える距離では阪神大賞典の4着が最高着順(1番人気の菊花賞は、競走中止!)
そもそも父ハーツクライ自身が菊花賞を1番人気で7着に負けています(勝ち馬デルタブルース)

ワンアンドオンリーに勝つ可能性のある馬は、
神戸新聞杯組からは、父スペシャルウィークの無念を晴らして欲しいトーホウジャッカル(ND4×5のクロスあり)上がり最速。
ダービー馬ネオユニヴァース×ND系のサウンズオブアース。
ダービー馬タニノギムレット×凱旋門賞馬トニービンのハギノハイブリッド(サンデーの血も入ってます)
菊花賞を最多4勝のユタカさんのディープインパクト産駒トーセンスターダム(京都3戦3勝)

古くはメジロデュレンとメジロマックイーン。デルタブルース、スリーロールスなど上がり馬パターンでは、2600mの500万、1000万特別連勝中のジャパンカップ馬スクリーンヒーロー産駒ゴールドアクター。

アイルランドTで驚愕の(言い意味でも悪い意味でも!)圧勝をした5戦5勝エイシンヒカリと同じディープインパクト×ストームキャットのG1配合(アユサン、キズナ)のサトノアラジン(でもサトノにクラシックを勝つイメージはない…)

ネオユニヴァース産駒ヴォルシェーブは母母がウインドインハーヘア。つまり叔父がディープインパクト。(でも略奪婚の榎本加奈子を伴った大魔神がクラシックを勝つイメージもない…)

ちなみに、皐月賞&菊花賞の2冠馬は6頭いますが、
皐月&ダービー、ダービー&菊より3冠馬に近いと思います。
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74年キタノカチドキ(3着)厩務員ストで調子を崩す。通常日程なら勝ってた。
85年ミホシンザン(不出走)出たら勝ってた。
87年サクラスターオー(不出走)出たら勝ってた(たぶん)
98年セイウンスカイ(4着)東京2400ではスペシャルウィークには勝てない。
00年エアシャカール(2着)最弱世代。ダービー馬アグネスフライトはその後9連敗で引退。
12年ゴールドシップ(5着)4角10番手。勝ったディープブリランテは4角3番手。東京は苦手。
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この日記へのコメント

TERAMAGAZINE TERAMAGAZINE|2014年10月27日 15:17 ナイス! (3)

>なりぴぃさん
コメントありがとうございます!

トーホウジャッカル。
2着に負けた父スペシャルウイークの無念を見事に晴らしてくれましたね!
皐月賞、ダービーに不出走で1000万特別勝ち→神戸新聞杯3着から菊花賞を勝ったオウケンブルースリとビッグウィークと同じパターンでした。

ワンアンドオンリーは勝てない。
トーホウジャッカルかサウンズオブアースが勝つだろうという読みは当たっていたのですが、
まさかワンアンドオンリーが3着を外すまで沈むとは…。

【ブッチNEWS】に書いた買い目です。単勝は獲ったのですが馬連も買うべきでした。無念…。
↓↓↓
http://bucchinews.com/life/4741.html
◎トーホウジャッカル
○サウンズオブアース
▲ワンアンドオンリー
爆ゴールドアクター

なりぴい なりぴい|2014年10月27日 10:17 ナイス! (3)

TERAMAGAZINEさん,はじめまして!

レースが終わって日記を拝見してまさにびっくりしております。

こういう「読み」が当たるのも快感でしょうねー。

また遊びにきます(^_^)/~

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