山崎エリカさんの競馬日記

本日の見所(クイーンC)

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2016年 クイーンカップ
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2歳女王メジャーエンブレムが、チューリップ賞から桜花賞ではなく、クイーンCから桜花賞直行のローテーションを敷いてここへ出走してきました。近年、関東の期待馬は、2度連続で関西に輸送するリスク(馬体減)を減らすために、2011年ホエールキャプチャや2014年フォーエバーモアなどのように、まず最初に桜花賞と同舞台の阪神ジュベナイルFを経験させて、クイーンCから桜花賞に直行させるケースがトレンドのようです。

しかし、メジャーエンブレムほどの馬でもアパパネのローテーションではなく、このローテーションを選択したのはちょっと意外でした。確かにクイーンCから桜花賞直行のローテーションでも前記のホエールキャプチャや2012年のヴィルシーナのように桜花賞で2着と結果は出していますが、このローテーションだと、中途半端にレース間隔が開くために、昨年のキャットコインのように本番で大幅に馬体重を落としてしまうリスクもあります。桜花賞を目標とするならば、一番の理想は栗東滞在でチューリップ賞から桜花賞を目指すことでしょうね。

さて、本題のクイーンCの見所ですが、やっぱり速い流れの阪神ジュベナイルFを絶好スタートから2番手に控えて押し切ったメジャーエンブレムの勝ち負けでしょう。阪神ジュベナイルFは、前半もなかなか速い流れでしたが、それを折り合いを欠きながら追走して、最後までしぶとく粘った内容や過去10年で(15年遡っても)一番高いPP指数から、モノが違うように感じました。

正直、阪神ジュベナイルFは、メジャーエンブレムが前走のアルテミスSで逃げていたこともあり、オーバーペースに巻き込まれて失速するパターンを予想していて、展開も予定どおりで、メジャーエンブレムは前につけすぎたな~、消えるもしれない、しめしめ・・・と思いましたが、まんまと押し切られ、想定以上に強いことを認めざるを得ない結果になりました。

今回は、キャリアが浅い馬同士の戦いで、まだメジャーエンブレムに対して敗北を認めたくない馬も多いはず。となれば、打倒メジャーエンブレムを目論み、前が積極的に動いて、結局、控えても競馬が出来るメジャーエンブレムに都合のいい展開になるんじゃないかと見ています。

特にフェアリーS勝ちのビービーバーレルは、気性的に逃げなければ持ち味が生きない馬で、この馬がレースを引っ張ることで、メジャーエンブレムは折り合いがつきやすくなるはず。ある程度、ペースが上がる可能性が濃厚なので、ヒモ穴は差し、追い込み馬と見ています。

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