グリーンセンスセラさんの競馬日記

後藤氏に続き吉田豊が……

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JRA「自死」後藤浩輝氏に続き吉田豊騎手が......「木刀事件」で"因縁"の相手と同じ頸椎骨折を藤田伸二元騎手も心配─ Gambling Journal ギャンブルジャーナル/ 2017年12月10日 22時37分 http://biz-journal.jp/gj/2017/12/post_5288.html

 9日に中山競馬場で行われたメイクデビュー中山で落馬負傷し、「脳震とう」「頸椎骨折」と診断された吉田豊騎手に対して、その容態を心配する声が続々と上がっている。

 中でも、元JRA騎手の藤田伸二氏は、自身の公式Twitterを通じて「可愛い後輩の吉田豊が落馬...頸椎骨折のようだ...頸椎は後藤の時の様に長引く...心配でならない。ホンマに騎手は危険な商売だ...」(原文まま)とツイート。騎手という職業の危険性を深く知る人物だけに、その発言はとにかく重い。

 そんな藤田騎手の言葉通り、2015年の2月に自さつした故・後藤浩輝さんもまた、落馬事故による度重なる頸椎損傷によって最後までケガとの戦いを強いられた騎手の1人だ。

「今回の吉田豊騎手は当初『頸椎捻挫』と発表されていましたが、検査した結果『頸椎骨折』であることが判明しました。これは後藤騎手の最初のケースとほぼ同じで、その時は約4カ月の休養を強いられています。

ただ、後藤騎手の場合は復帰してすぐに再び落馬して頸椎を骨折。ケガが完全に治り切っていないところへ重ねて負傷したとあって、これで1年以上の休養を余儀なくされています。一時は『復帰絶望』ともいわれていました。

吉田騎手の場合は脳震とうの方も気になりますし、まだ詳しい容態は発表されていません。ただ、過去のケースからおそらくは約半年程度の休養は必要になると思います。吉田騎手も今年で42歳と若くないですし、しっかり治して復帰される日を待ちたいですね」(競馬記者)

後藤騎手と吉田豊騎手といえば、1999年に起こった"木刀事件"で因縁のある関係だ。

◆次の同じく関東で活躍中の内田博幸騎手が40歳の時に落馬事故によって頸椎骨折を経験したが

美浦トレーニングセンター内にある独身寮内で、後藤騎手が後輩である吉田騎手の態度が気に食わないという理由で、木刀で殴打。前代未聞の不祥事として各メディアで大きく取り扱われ、後藤騎手は謹慎と、約4カ月に及ぶ異例の長期騎乗停止処分を受けた。

その後藤騎手が度重なる頸椎損傷によるリハビリの末に自殺を図り、今度は吉田豊騎手が落馬で頸椎を骨折......騎手という華やかな職業の裏では、常に命懸けのレースが行われていることを改めて実感せざるを得ない。

今年42歳の吉田豊騎手だけに、年齢的にあまり長期のリハビリを強いられるようでは、そのまま引退してもおかしくはない。

だが、同じく関東で活躍中の内田博幸騎手が40歳の時に落馬事故によって頸椎骨折を経験したが、約8か月後に復帰。今もトップジョッキーの1人として活躍している。それだけに、吉田騎手にも是非ともカムバックしてもらい、もう一花咲かせてほしいところだ。

かつて武豊騎手と比較され「東の豊」と呼ばれた名手だけに、このような形でキャリアが終わってしまうことはあまりにも悲しい。すでにネット上でも数多くの応援コメントが上がっており、多くのファンが復帰を心待ちにしているはずだ。

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