グリーンセンスセラさんの競馬日記

ジャパンCは騎手世界戦

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「日本の武豊VS世界のR.ムーア」今年のジャパンC(G1)は、馬よりも「騎手」による世界との戦いだ!━ Gambling Journal ギャンブルジャーナル/2016年11月20日 09時00分00秒

 27日に東京競馬場で行われるジャパンC(G1、芝2400m)には、今年最も充実した豪華メンバーが集結した。

 今や、年末の有馬記念以上の強豪が集うことも珍しくなくなったジャパンCだが、今年は特にタレントが揃った印象だ。ここ5年で牝馬が4勝するなど、まるで凱旋門賞のような傾向となっているジャパンCだが、今年は牡馬勢の巻き返しが見られるのだろうか。

 牝馬が強いレースだが、今年の中心は武豊騎手が主戦を務めるキタサンブラック(牡4歳、栗東・清水久詞厩舎)だろう。

 今春の天皇賞(G1)で、昨年の菊花賞(G1)に続く2つ目のG1制覇を飾ったキタサンブラック。続く宝塚記念(G1)は3着に敗れたものの、ハイペースを最後まで粘り通した走りは、この馬の評価をさらに高めることとなった。

 前走の京都大賞典(G2)は本馬にとって意外にもキャリア初の1番人気で迎えるレースとなったが、まったく問題にせずに完勝。単勝1.8倍に応えた。今回はG1で初の1番人気になる可能性も十分だ。

 昨年9月のセントライト記念(G2)以来、馬券圏内を外していないキタサンブラックだが、懸念があるとすれば、12戦のキャリアで唯一馬券圏内を外して14着に大敗した日本ダービー(G1)以来の東京2400mということか。勝てば年度代表馬も見えてくるだけに、ここは進化した姿を示したいところだ。

 父仔制覇の懸かるゴールドアクター(牡5歳、美浦・中川公成厩舎)は、昨年の有馬記念(G1)でキタサンブラックに完勝している存在だ。

 昨年のアルゼンチン共和国杯(G2)で父スクリーンヒーローとの父仔制覇を達成すると、父はジャパンCで連勝を飾ったが、息子は調整の都合で有馬記念に進んで制した。そういった意味では、今年は"忘れ物"を取りに来たということになる。

 昨年の有馬記念を勝った後は、今年4月の日経賞(G2)を完勝しながらも、天皇賞・春では1番人気に推されながらも12着大敗。巻き返しが期待されるこの秋はオールカマー(G2)から始動して、マリアライトとのグランプリホース対決を制した。

 最近は中山で良績が集中しているため東京を不安視する向きもあるが、昨秋は東京2400mのオクトーバーS(1600万下)とアルゼンチン共和国杯を連勝。直線の長いコースにも問題なく対応できるはずだ。

 天皇賞・秋(G1)で2着したリアルスティール(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎)は、叩き2走目でさらに調子を上げてくるはずだ。

今年はドバイターフ(首G1)を勝ちG1初制覇を海外で飾ると、惜敗続きにも終止符を打った。しかし、その勢いで挑んだ安田記念(G1)では折り合いを欠いて11着に大敗。秋も調整が遅れて前哨戦の毎日王冠(G2)をパスするアクシデントがあったが、本番で勝ったモーリスに食らいついて、見事復調を果たした。

 こうなるとフレッシュな状態で戦える分、逆に毎日王冠を使えなかったことが活きてくる。

 さらに強烈な追い風になっているのが、世界No.1騎手と名高いR.ムーア騎手を確保できたことだろう。この騎手が如何に優れているのかは、天皇賞・秋で負かされたモーリスの鞍上だったことからも陣営が最もよく理解している。「昨日の敵は今日の友」ではないが、陣営にとってこれ以上、心強い"助っ人"もいないだろう。

「勢い」という点で最も警戒すべきなのが、アルゼンチン共和国杯を勝ってきたシュヴァルグラン(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)ではないだろうか。

 昨年のクラシックにこそ縁がなかったものの、ひと夏を越して急激に力を付けたシュヴァルグラン。条件戦を楽に勝ち上がり、今年は阪神大賞典(G2)を勝つなど充実したシーズンを送っている。

 春の天皇賞で3着とG1でも通用する力を示し、この秋は始動戦のアルゼンチン共和国杯を完勝。ここ10年でアドマイヤジュピタ、スクリーンヒーロー、トーセンジョーダン、ゴールドアクターという4頭のG1馬を送り出している出世レースで弾みをつけてきた格好だ。

今年はドバイターフ(首G1)を勝ちG1初制覇を海外で飾ると、惜敗続きにも終止符を打った。しかし、その勢いで挑んだ安田記念(G1)では折り合いを欠いて11着に大敗。秋も調整が遅れて前哨戦の毎日王冠(G2)をパスするアクシデントがあったが、本番で勝ったモーリスに食らいついて、見事復調を果たした。

 こうなるとフレッシュな状態で戦える分、逆に毎日王冠を使えなかったことが活きてくる。

 さらに強烈な追い風になっているのが、世界No.1騎手と名高いR.ムーア騎手を確保できたことだろう。この騎手が如何に優れているのかは、天皇賞・秋で負かされたモーリスの鞍上だったことからも陣営が最もよく理解している。「昨日の敵は今日の友」ではないが、陣営にとってこれ以上、心強い"助っ人"もいないだろう。

「勢い」という点で最も警戒すべきなのが、アルゼンチン共和国杯を勝ってきたシュヴァルグラン(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)ではないだろうか。

 昨年のクラシックにこそ縁がなかったものの、ひと夏を越して急激に力を付けたシュヴァルグラン。条件戦を楽に勝ち上がり、今年は阪神大賞典(G2)を勝つなど充実したシーズンを送っている。

 春の天皇賞で3着とG1でも通用する力を示し、この秋は始動戦のアルゼンチン共和国杯を完勝。ここ10年でアドマイヤジュピタ、スクリーンヒーロー、トーセンジョーダン、ゴールドアクターという4頭のG1馬を送り出している出世レースで弾みをつけてきた格好だ。

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