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ジャパンCの2着馬が年末の東京大賞典(ダート)にエントリー! 有馬記念をパスした決断に賛否両論!? ━ Gambling Journal ギャンブルジャーナル/2016年12月13日 07時00分00秒 http://biz-journal.jp/gj/2016/12/post_2065.html
12日、1年の競馬の締めくくりとなるビッグイベント第62回東京大賞典(G1)の選定馬が発表され、昨年のジャパンC(G1)で2着の実績を持つラストインパクトに参戦の意向があることが明らかになった。
ダート転向後、負けなしの6連勝中だった新王者アウォーディーが敗れるという衝撃のチャンピンオンズC(G1)から1週間。ダート界に再び大きな衝撃が走った。
この日、発表された東京大賞典の選出馬。チャンピンオンズCを優勝したサウンドトゥルー、アウォーディー、コパノリッキー、ノンコノユメなど常連の名前が並ぶ中、ひときわ異彩を放ったのが、芝の一流馬ラストインパクトの存在だ。
すでに京都大賞典や金鯱賞などの芝の重賞を勝っており、昨年のジャパンCでは、R.ムーア騎手を背に勝ったショウナンパンドラにあわやクビ差の2着。今年のドバイシーマクラシックでも当時の世界王者ポストポンド、日本の総大将ドゥラメンテに続く3着とその実力は「G1級」と述べても過言ではない。
今年のドバイシーマクラシック後の3走は本来の走りができず、昨年2着だったジャパンCでも10着と不信に陥っていたことは確かだが、まさか6歳の暮れにキャリア31戦目で初となるダート参戦となろうとは......陣営に勝算はあるのだろうか。
「陣営は東京大賞典以外にも来年の東海S(1月22日、中京)や川崎記念(2月1日、川崎)も視野に入れているようです。芝でこれだけの実績を上げている馬がダート路線に転向するのは珍しいですが、もともと豪華メンバーだった東京大賞典がさらに盛り上がりそうですね」(競馬記者)
確かに陣営の"本気度"は伝わってくるが、今のダート界はG1競走10勝馬のホッコータルマエが引退したとはいえ、アウォーディーやサウンドトゥルーなど強豪馬がひしめいており相変わらず層は厚い。ラストインパクトの実力は認めるが、それはあくまで芝での話であり、ダートにいってどうなのかは未知数だ。
ネット上の競馬ファンの間でも「もう一花咲かせてほしい」「もう芝で頭打ちだったからダート転向はあり」「今のダートは抜けた馬がいないからワンチャン」など、この決断を支持する声もある一方、「東京大賞典に出るなら有馬記念で見たかった」「ディープ産駒でダートは無理でしょ」といった反対派の声もあり、大きな議論を呼んでいる。
「走ってみなければわからない部分は当然ありますが、ディープインパクト産駒はこれまで芝G1は数多く勝っている一方で、ダートG1は地方を含めても未勝利。それどころか重賞勝ちまで広げても2011年のレパードS(G3)だけと、活躍は極端に芝に寄っています。ラストインパクトの場合、単純にダート適性があるのかが不安です」(同)
だが、その一方でラストインパクトの母父のティンバーカントリーはアドマイヤドンやヒシアトラスなどダートの名馬を輩出しているダート種牡馬。半妹タガノベルーガ(父ネオユニヴァース)はダートで2勝を上げており、上手く砂を被らずに走ることができれば、いきなりの激走があるかもしれない。
これまでも多少負けが続いていようが、大舞台になると突然の大駆けを見せてきたラストインパクト。母方には三冠馬ナリタブライアンとビワハヤヒデの兄弟を輩出したパシフィカスの血が流れており、底力溢れる血統がダートで覚醒するかもしれない。
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