グリーンセンスセラさんの競馬日記

馬券に「6,000万円超」 本日阪神11R 勝負師ギャンブラーモノガタリ

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阪神大賞典馬券に「6,000万円超」を投資!? 伝説を残したギャンブラーたちの「トンデモ行動」!─Gambling Journal ギャンブルジャーナル/ 2017年3月17日 8時25分 http://biz-journal.jp/gj/2017/03/post_2880.html


 19日に開催される今年の阪神大賞典(G2)は、現状昨年のグランプリホース・サトノダイヤモンドの一本被りとなることが予想される。大金を狙う馬券師としては「腕が鳴らないレース」かもしれない。
 しかし、考えようによっては「確勝級」の馬がいるレースだからこそ「厚く張る!」ことで大金をゲットする方もいるだろう。
 レースギャンブルにおいては「手堅いところに厚く」「穴を狙って手広く」などなど、それぞれ楽しみ方があるのも特徴。とはいえ、「普通」のギャンブラーなら、大体いくつかのパターンに分類されるはずだ。
 しかし、これより紹介するのは、そんな常識から大きく外れた「大勝負」で競馬ファンを大騒ぎさせた、ある意味真のギャンブラーたちである。
 最近では、トーホウジャッカルが勝った2014年の菊花賞(G1)に出現した『ジャッカルおじさん』が有名だ。
 体質が弱いためにデビューが遅れ、ダービーの出走さえ叶わなかったトーホウジャッカル。夏に条件戦を勝ち上がり、神戸新聞杯(G2)で3着入線して、何とか菊花賞に駒を進めた。本来であれば穴馬の一頭に過ぎなかったはずだが、馬券発売の初日となる金曜日の16時頃のことだった。
 どこからともなくトーホウジャッカルの単勝に約200万円が投入され、断トツの1番人気になったのだ。


次のページ 最も有名なのは『2億円おじさん』別名『ミラクルおじさん』

 その後、最終的に単勝6.9倍の3番人気に落ち着いたが、これでも過剰人気なのは間違いない。しかし、その菊花賞を制したのはトーホウジャッカルだったのだから、『ジャッカルおじさん』の"一人勝ち"のようなレースだった。結局、1,400万円ほどの払戻しを受けたのだ。
 だが、1,000万円以上を儲けた『ジャッカルおじさん』も、最も有名な『2億円おじさん』別名『ミラクルおじさん』比べれば、まだまだ小物なのかもしれない。
 03年の日本ダービー(G1)で『ミラクルおじさん』は、単勝2.6倍の1番人気に50万円を突っ込んで見事に的中。まずは130万円の払戻しを受け取ると、翌週の安田記念(G1)でも単勝9.4倍の4番人気に、そのまま130万円を投下。
 文字通りの"競馬版ダブルアップ"であるが、この勝負が見事に実を結ぶ。安田記念を4番人気の馬が勝利し130万円の9.4倍、つまりは1,222万円をゲットした。
 ただ、ここで終わらないのが『ミラクルおじさん』が伝説のギャンブラーになった所以だ。
 続く6月29日の宝塚記念(G1)の前日。1,222万円という大金を抱えて競馬場へ向かったであろう『ミラクルおじさん』は、それを全額ヒシミラクルの単勝に投入。伏兵の一頭に過ぎなかった本馬の単勝オッズは一気に跳ね上がり、前日ながら1番人気に躍り出ることに。
 しかし、さすがは億単位の賭け金が動くG1である。前日に1,222万円が投資されたヒシミラクルの単勝は、レース当日には16.3倍の6番人気まで落ちていた。
 これにほくそ笑んだのが『ミラクルおじさん』だ。レースはヒシミラクルが勝利し、1,222万円の16.3倍......つまりは約2億円が懐に転がり込んできたのだから、笑いが止まらなかっただろう。
 これには宝塚記念でヒシミラクルに騎乗していた角田晃一騎手も、優勝インタビューで『僕以上の勝負師ですね』と驚きのコメントを寄せている。
 その後、「『ミラクルおじさん』は一体誰なんだ」と、しばらく連日のようにワイドショーを賑わせていた。だが、「サラリーマン」「30代」「紳士風」などの俗説が流れたものの、結局正体はわからず仕舞い......。
 このように、実際に大金を用意して競馬で1,000万円以上の配当を受けた"真のギャンブラー"は確かに存在している。そんな人々は、一攫千金を狙って馬券を購入している競馬好きにとっては、まるで英雄のような扱いを受けているらしい。
 だが、同時に英雄になり損ねた人もいるようだ。


次のページ 隠れた伝説『ポッパーおじさん(仮称)』は、なんとオークションで……!?

 今からちょうど11年前、05年の阪神大賞典(G2)。今週と同レースということでちょうどいいが、レースは前年の勝ち馬リンカーンと、重賞を連勝してきたサクラセンチュリーが人気を分け合うと予想されていた。
 しかし、ふたを開けてみると前走でようやくオープン競走を勝ったばかりのアイポッパーが1番人気。それも単勝1.9倍の圧倒的な人気である。
 それもそのはず、なんとアイポッパーの単勝を500万円も購入した強者がいたのだ。
 しかも、"暴挙"はそれだけでは終わらない。なんとこの『ポッパーおじさん(仮称)』は単勝500万円だけでなく、アイポッパーがらみの馬連や馬単も購入。
 その総額は「驚愕の6,500万円」である。
 もし、アイポッパーがこの阪神大賞典を勝てば、2億円の払戻しを受けた『ミラクルおじさん』など目ではない。わずか数分で、最低でも総額5億円は下らない払戻しを受けることになる。まさに伝説を超えた究極のギャンブラーの誕生である。
 しかし、終わってみればアイポッパーはクビ差届かずの2着。伝説になり損ねた"ただのおじさん"は、わずか数分で6,500万円がすべて紙くずになる方の運命を辿ってしまった......。
 ただ、このままでは終わらないのがこの人の凄いところだ。
 なんと、その数日後、件のハズレ馬券6,500万円分がヤフーオークションに出品されているではないか。それも最終的に4万4,500円で落札されたらしい......。その転んでもただは起きぬ精神といい、1レースに6,500万円も突っ込める度胸といい、この人も超一流のギャンブラーであることに間違いはないだろう。
 それにしても、そのハズレ馬券を買った人は一体何に使ったのだろうか......?

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