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武豊騎手、福島県でトークショーを開催。明るい笑顔でファン安堵、また4月の福島牝馬S参戦も宣言!!─ Gambling Journal ギャンブルジャーナル /2017年03月07日 07時00分00秒 http://biz-journal.jp/gj/2017/03/post_2783.html
競馬界の顔として知られる武豊騎手が6日、福島市の中合福島店で開催されている、デビュー30周年を記念した「武豊展」でトークショーを行った。
この日もスタージョッキーを一目見ようと、大勢のファンが会場に詰めかけていた。武豊騎手は、地元メディアのアナウンサーや記者とともに、ディープインパクト、オグリキャップらの名馬を振り返り、さらに東日本大震災後にはじめて開催された春の福島競馬で騎乗した際の思い出を語った。
デビューして30年。人生の半分以上を騎手として生活しているものの「競馬に乗ることはずっと楽しい。まだまだうまくなりたいし騎手は天職」と笑顔を見せながら武豊騎手は語った。まさに"好きこそものの上手なれ"を体現している存在だ。そして最後に「4月8日に開幕する春の福島競馬を楽しみにしている。福島牝馬ステークス(4月22日)には乗りにくると約束します」と宣言。これにはファンからは歓声があがった。
武豊騎手はJRAのトップジョッキーながらも地方競馬にも積極的に参戦しており、昨年10月には史上初の地方全場重賞制覇し、さらに11月には地方ダートグレード競走通算100勝をも達成している。そのため、この地方参戦宣言もなんら不思議ではない。一部では「当日に乗る馬がいないのでは?」という声も上がっているが、武豊騎手ほどのネームバリューを持ってすれば、乗鞍を用意することなど容易いことに違いないだろう。
スマートな立ち振舞いで場を沸かせることができるスター性、短いながらも記事化しやすいコメントをそつなく出すマスコミ対応、そしてこれまでの実績などどれをとっても非がなく、「武豊騎手」が稀に見るスターであることを実感させられる。しかしだからこそ、競馬ファンたちはこれほど完成された存在に変わるものが出てくるのかを不安視しているのは間違いない。
次のページ いずれ訪れる武豊騎手不在の競売界
長きに渡って競馬界の顔として活躍している武豊騎手も今年で48歳を迎える。そのキャリアは晩年と言っても差し支えない。弟の幸四郎騎手が今年の2月に38歳で騎手生活を引退したこともあり、騎手生活のラストを意識し始めてもいい時期だ。
今回のトークショーでも50歳ながら現役を続けるサッカーの三浦知良選手に触れ、「もっと頑張り、ずっと(馬に)乗り続けられたら」と話しているが、そのXデーは着実に近づいている。
"武豊"不在の競馬界。考えただけでも悪寒が走るが、その時競馬界にはなにが起こるのだろうか。願わくは、引退するまでに武豊騎手に匹敵する存在が出てくれればいいのだが......。
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