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ブライアンズタイムが放牧中の事故で死亡
4月4日午前、種牡馬として中央・地方合わせてG1馬16頭、G1・35勝を挙げ、90年代、多数の活躍馬
を輩出したブライアンズタイムが、放牧中の事故により右後大腿骨骨折を発症、静内のアロースタッドで関係者
に見守られながら安楽死の処置が取られた。28歳だった。
ブライアンズタイムは、初年度産駒として94年のクラシック3冠馬ナリタブライアンを筆頭に、95年菊花
賞・有馬記念、97年天皇賞・春などG1・4勝のマヤノトップガン、02年の日本ダービー馬タニノギムレッ
トなど一流馬を長年に渡り輩出し、同時期に輸入されたサンデーサイレンス(02年死亡)や、トニービン(00年
死亡)とともにリーディングサイアー「御三家」として、日本競馬生産界の底上げに大いに貢献した。
サンデーサイレンス、トニービンが亡き後も、現役種牡馬として活躍し09年にヴィクトリーが皐月賞を制する
と、同世代のフリオーソが地方交流G1・6勝を挙げて地方競馬の雄として大活躍。昨年のエリザベス女王杯で
はレインボーダリアが優勝しブライアンズタイム産駒による20年連続重賞制覇を成し遂げている。
またブルードメアサイアー(母父)としても、00年の秋華賞馬ティコティコタック(父サッカーボーイ)、ダート
G1・7勝馬エスポワールシチー(父ゴールドアリュール)や、09年の菊花賞馬スリーロールス(父ダンスインザ
ダーク)、昨年の天皇賞春優勝のビートブラック(父ミスキャスト)など、G1勝ち馬を複数輩出している。
さらに、自身の後継種牡馬であるタニノギムレット産駒のウオッカが、牝馬として64年ぶりにダービー優勝な
どG1・7勝を挙げる大活躍で一時代を築くなど、90年代以降の日本の競馬史に数々の功績を残した。
(netkeiba.comより抜粋)
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