グリーンセンスセラさんの競馬日記

香港国際競走に日本馬13頭

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香港国際競走に日本からモーリスなど「G1級」馬13頭が出走!ハイランドリールら世界との力関係は━ Gambling Journal ギャンブルジャーナル /2016年12月04日 09時00分00秒 http://biz-journal.jp/gj/2016/12/post_1987.html

 11日に香港の沙田(シャティン)競馬場で開催される香港国際競走。メインレースの香港C(G1)を始め、同日開催される香港スプリント(G1)、香港マイル(G1)、香港ヴァーズ(G1)の4つのG1に、今年は大挙13頭の日本馬が挑戦する。

 そこで今回は、日本馬を中心に香港国際競走登録馬の勢力図を確認しておきたい。


香港ヴァーズ(G1、芝2400m)11日 15:00発走予定

日本馬
サトノクラウン
ヌーヴォレコルト
スマートレイアー

 香港ヴァーズの中心は連覇の懸かるハイランドリールで間違いないだろう。昨年の当レースを制してからというもの、キングジョージ6世&QES(G1)、ブリーダーズCターフという2つのビッグタイトルを獲得。他にも凱旋門賞(G1)2着など、今や英国のポストポンドに替わって、この路線の「世界NO.1」と述べても過言ではない強豪だ。

 対する日本馬は他のレースと比較しても非常に厳しい状況となっていたが、ここに来て2014年のオークス馬ヌーヴォレコルトが復調してきたのは大きい。

 秋の米国遠征はブリーダーズCフィリー&メアターフ(G1)こそ枠順に泣いたが、前走のレッドカーペットH(G3)では昨年の中山記念(G2)以来、約1年半ぶりの勝利を挙げた。昨年は香港Cの参戦だったが、エイシンヒカリに次ぐ2着に食い込んでおり、日本馬の中でも実績は抜けている。相手は強いが意地を見せてほしいところだ。

香港スプリント(G1、芝1200m)11日 15:40発走予定

日本馬
ビッグアーサー
レッドファルクス

 豪州のスプリント王シャトーカ不在のため混戦模様だが、中心視されているのは現地の前哨戦となるジョッキークラブスプリント(G2)の上位3頭だ。

 勝ったのは昨年の香港スプリントで3着だったノットリスニントゥーミー。前哨戦を制して万全の形で本番に挑むことになる。2着には上がり馬のラッキーバブルズ。今年のチェアマンズスプリントプライズ(G1)ではシャトーカとクビ差の接戦を演じており、いつG1を勝ってもおかしくない存在だ。

 格や実績では昨年の高松宮記念(G1)を制したエアロヴェロシティということになるが、ここでは3着。本番での巻き返しが期待される。連覇の懸かるペニアフォビアも当然注意が必要だ。

 対する日本馬は今年の春秋のスプリント王ビッグアーサーと、レッドファルクスがスタンバイ。どちらも日本が誇る快速馬だが、香港のスプリント路線はレベルが高くロードカナロア以外の日本馬が尽く跳ね返されているのは気掛かりだ。また、落馬負傷した福永祐一騎手に替わって、誰がビッグアーサーの鞍上を務めるのかも注目されるところだ。


香港マイル(G1、芝1600m)11日、16:50発走予定

日本馬
ロゴタイプ
ネオリアリズム
サトノアラジン

 中心は地元香港の英雄エイブルフレンドとなるが、このレースを勝った一昨年やモーリスの3着に敗れた昨年ほどの勢いがない。今年は大半を休養に費やし、先月のジョッキークラブスプリントでようやく復帰を果たしている。

 長期休養明けの馬をあえて適距離よりも短い距離に出走させてスピード感覚を取り戻す手法は、香港では珍しくない。だが、結果は香港スプリントの項で先述した3頭に後塵を拝しての4着。本業でなかったとはいえ、これをどう見るかだ。

 他にもコンテントメントやジャイアントトレジャーなど香港のトップマイラーが顔を揃えているが、言うなればすべてモーリスに敗れている馬。それだけに日本馬3頭にも、十分にチャンスはあるはずだ。

香港カップ(G1、芝2000m)11日、17:30発走予定

日本馬
エイシンヒカリ
モーリス
ステファノス
ラブリーデイ
クイーンズリング

 日本からG1級の実力馬5頭が挑戦する香港Cは、やはり日本馬が中心となる。特に昨年の香港Cを勝ったエイシンヒカリと、香港マイルを制したモーリスの知名度は現地でも抜群で、世界中のブックメーカーがこの2頭の一騎打ちと予想している。

 対する香港勢の評価があまり上がらないのは、勢力図に大きな変化がないからだ。

 相変わらずデザインズオンローム、ブレイジングスピード、ミリタリーアタックといったところが幅を利かせており、つまりは昨年の香港Cでエイシンヒカリとヌーヴォレコルトにワン・ツーを決められたメンバーとあって、期待できないのも無理はない。今年はそれに中距離でメドが立ったモーリスが加わっているだけに非常に厳しいが、地元の利でどこまでといった状況だろう。

 一方で日本勢は他にも実力馬が揃っており、5頭で掲示板を独占してもおかしくない「過去最高のメンバー」といえるだろう。無論、海外遠征だけにどのレースも決して簡単ではないだろうが、この香港Cは何としても日本勢で"連覇"しておきたいところだ。

正式な出走確定は8日となるが、今年は海外馬券の発売も予定されているだけに例年以上の盛り上がりが期待できそうだ。

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