グリーンセンスセラさんの競馬日記

エアスピネル「決め手不足」

 公開

113

武豊エアスピネル、またも「決め手不足」がチラつく結果に。超スローペースも、後方からやってきた「増量ライバル」に差し切られ......━Business Journalギャンブルジャーナル /2017年2月6日 11時40分 http://biz-journal.jp/gj/2017/02/post_2509.html

 5日の東京新聞杯(G3)は、M.デムーロ騎手騎乗のブラックスピネルが好スタートからハナに立ち、スローペースに落として見事な逃げ切り勝利。初重賞制覇を果たした。
 2着となったプロディガルサンも、22kg増のせいか人気はなかったが、ペースとして不利な中団からの競馬でメンバー最速の上がり32.0の末脚を繰り出し2着を確保。今後のレースに大きな期待を持てる内容となった。年明けから猛威を振るう「4歳馬旋風」が止まらない状況だ。
 しかし、断然の1番人気に推されたものの3着に敗れたエアスピネル(牡4 栗東・笹田厩舎)は、年明けの京都金杯勝利の勢いを保つことができなかった。
 これまでは道中折り合いを欠く姿をよく見せていたが、この日は5番手で折り合いがついていた印象。直線では外目から確実な伸びを見せたが、脚の溜まったブラックスピネルを捉えるまでは至らず、最後にははじけたプロディガルサンにも差されてしまった。
 無論、最大目標を6月の安田記念(G1)に設定している以上、最高の仕上げではないのかもしれないが、今後に向け賞金をさらに加算しておきたい部分を考えれば、何とか連を外さない競馬で本賞金を得たかったところだろう。昨年も言われ続けた「決め手不足」という言葉が再びチラつくような結果ではあった。


「武豊騎手は『ここまで流れが遅くなるとは』とスポーツ報知の取材にコメントしていますが、それであっても自身より後方のプロディガルサンに差されてしまったのは想定外でしょう。スローペースで、ブラックスピネルを捉えようとする動きもないレースだっただけに、エアスピネルにはもっと早めに動いてほしかったという声は多いですね。瞬発力では同馬より上は多いでしょうから」(競馬記者)

 もともと「キレ味」に関しては同世代のトップには一枚劣る印象のあるエアスピネル。積極的なレース運びでタフな展開に持ち込んでこそ粘りが活きるタイプだけに、今回の完全なる「ヨーイドン」が向かないことを改めて示してしまった。
 新たなマイル王襲名に向け、再び課題が浮き彫りになったエアスピネル。次は4月のマイラーズC(G2)に向かうようだが、どんなレースを展開すべきなのか。まだまだ模索の余地はありそうだ。

 ナイス!(3

この日記へのコメント

コメントはありません。

関連競馬日記

新着競馬日記

人気競馬日記