TERAMAGAZINEさんの競馬日記

ダービーの叩き台に落ちぶれた皐月賞

 公開

257

ダービーの叩き台に落ちぶれた皐月賞

皐月賞の1着賞金は9,700万円、2着3,900万円、3着2,400万円(賞金総額1億8,000万円)
ダービーは1着賞金は2億円、2着5,000万円、3着3,000万円(賞金総額3億8,470万円)
ダービーの1着賞金は皐月賞の2倍以上で、賞金総額も2倍以上です。
しかも栄誉はダービーが断然上。コレでは皐月賞がダービーの叩き台と化しても仕方ないのかもしれません。
---------------------------------------------------------------------------
トゥザワールド【4・1・0・0】キンカメ。キャロットF。4連勝中。弥生賞
イスラボニータ【4・1・0・0】フジキセキ。社台RH。3連勝中。東スポ杯、共同通信杯
ロサギガンティア【3・1・0・1】フジキセキ。社台RH。スプリングS
ト-センスターダム【3・0・0・0】ディープ。島川隆哉。きさらぎ賞

アジアエクスプレス【3・1・0・0】ヘニーヒューズ。馬場幸夫。朝日杯FS、スプリングS2着
ワンアンドオンリー【2・3・0・2】ハーツクライ。前田幸治。ラジオNIKKEI杯、弥生賞2着

アドマイヤデウス【3・1・2・0】アドマイヤドン。近藤利一。若葉S
クラリティシチー【1・1・4・0】キンカメ。友駿HC。スプリングS3着
---------------------------------------------------------------------------
■前走■データは過去10年
【弥生賞】
皐月賞と同じ中山2000mで一見最有力トライアルだが消耗度が激しい。
1着馬の皐月賞成績は【2・2・1・5】
勝ったのはディープインパクトとヴィクトワールピサのみ。
日本競馬史上最強馬とドバイワールドカップを勝った超一流馬です。
トゥザワールドはそこまで伸びる馬なのでしょうか?
(将来、超一流馬になるのなら皐月賞も勝てるか)

2着馬はメイショウボーラー3着、アドマイヤジャパン3着。
今年の2着馬ワンアンドオンリーを管理する橋口弘次郎調教師(定年まで2年を切った)の悲願はダービー優勝。

今まで、ダンスインザダーク、ハーツクライ、リーチザクラウン、ローズキングダムが2着、ザッツィザプレンティが3着とあと一歩の所で手が届かない。
ワンアンドオンリーは弥生賞をプラス10キロと余裕残しで出走。明らかにダービーが目標だろう。
(それでもトゥザワールドにハナ差2着なので皐月賞も地力で馬券圏内には来るかもしれないが)

【スプリングS】
中3週と理想的ローテで最重要ステップレース。
1着馬の皐月賞成績は【4・0・0・6】
メイショウサムソン、アンライバルド、オルフェーヴル、ロゴタイプが勝っている。
(92年ミホノブルボン、94年ナリタブライアン、03年ネオユニヴァースも優勝)

2着馬はディープブリランテが3着(次走ダービー優勝)
3着馬はダイワメジャーが1着、ドリームパスポートが2着。

今年の勝ち馬ロサギガンティアは当然最有力だが、父フジキセキはクラシック未勝利。
新馬→もみじS→G1朝日杯→G2弥生賞と4戦4勝。「幻の3冠馬」と呼ばれたフジキセキ。
(ちなみに、皐月賞ジェニュイン、ダービー・タヤスツヨシ、菊花賞マヤノトップガン)
今は、体調不良(?)により、種付け中止になっており、今年の3歳世代がラストクロップ。
産駒の通算JRA勝利数・通算JRA重賞勝利数は内国産種牡馬の歴代トップで、通算3,000勝以上しているのにクラシックには無縁。
(一番惜しかったのは皐月賞2着→ダービー3着→菊花賞2着だったドリームパスポート)

ラスト世代のロサギガンティアに期待したいですね。
(東スポ杯→共同通信杯と重賞連勝中のイスラボニータもいますが)

2着馬アジアエクスプレスはどうしても距離に不安があるので、6戦してオール馬券圏内の3着馬クラリティシチーの方が期待出来ます。
----------------------------------------------------------------
【デープインパクト産駒】
桜花賞。マルセリーナ、ジェンティルドンナ、アユサン、ハープスターと4連覇中
ダービー。ディープブリランテ、キズナ
オークス。ジェンティルドンナ
しかしディープインパクトは春のクラシックで皐月賞のみ勝っていないのです。
(唯一の無敗馬トーセンスターダム。不安ですね)
----------------------------------------------------------------

【共同通信杯】と【きさらぎ賞】【若葉S】
なぜイスラボニータは共同通信杯から直行なのか?
なぜディープ産駒は皐月賞を勝てないのか?
社台グループの思惑と使い分け
など、明日書きます。

僕TERAMAGAZINEの「JRA全重賞完全データ攻略2014」http://www.amazon.co.jp/dp/4864365725/
には、過去5年の1~3着馬と1番人気で馬券圏外に沈んだ馬の父と母父、前走のデータ(コース・距離・グレード)を全て掲載してあります。その上で、馬券のキモとなるポイント、爆穴パターンも記載しているので馬券攻略の役に立ちます。ご参考にして下さい。

Twitterやってます。
https://twitter.com/tera_chaaaaan

この日記へのコメント

TERAMAGAZINE TERAMAGAZINE|2014年4月16日 2:01 ナイス! (4)

>銀色のサムライさん

昨年の皐月賞馬ロゴタイプは弥生賞→皐月賞と連勝しましたが、肝心のダービーでは力が残ってなくて5着止まり。
ダービー馬キズナは皐月賞には出走すらしてないですからね。
皐月賞で全力を出してしまうとお釣りがなくなる。(ダービーで力を発揮出来ない)
賞金も2倍以上違いますし、栄誉も断然違う。
皐月賞軽視、ダービー重視の傾向は続くでしょうね。
トーセンスターダムは関東に来たことすらないし、イスラボニータは中山未出走。
この2頭は完全に皐月賞は叩き台→ダービー目標でしょう。

ロサギガンティアは、ミルコが乗れないのは痛いです。
ヨシトミが今さらクラシックを勝つイメージは確かにないですよね。

銀色のサムライ 銀色のサムライ|2014年4月15日 20:30 ナイス! (5)

こんばんは!

「ダービーの叩き台に落ちぶれた皐月賞」
本当にその通りだと思います。

皐月賞じゃなくダービーを目指していくのも珍しくない時代になってますから、
この傾向は、より進んでいくんじゃないでしょうか。


弥生賞1着馬の成績は、あまり芳しくないんですね。
この傾向通り、今年の該当馬・トゥザワールドの1着は無いと思ってます。

ロサギガンティアは、
M・デムーロ騎手が続けて乗っていれば◎にしていたんですけどね…^ ^;
善臣騎手でも大丈夫だとは思うんですが、勝ち切るイメージがなくて…。

関連競馬日記

新着競馬日記

人気競馬日記