グリーンセンスセラさんの競馬日記

エピカリス、JRAとUAEを飛び越え狙うはアメリカ!?

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エピカリス、JRAとUAEを飛び越え狙うはアメリカ!? ハイリスク・ハイリターンの現状をどう捉えるか─ Gambling Journal ギャンブルジャーナル /2017年02月21日 15時00分00秒 http://biz-journal.jp/gj/2017/02/post_2645.html

「今日は完璧なレースでした」

 主戦のC.ルメール騎手が勝利騎手インタビューでそう応えた。

 19日に東京で行なわれた3歳ダート決戦ヒヤシンスS(OP)。例年ダート路線の若き有力馬が集結するレースとなっている。その中でもエピカリス(3歳/美浦・萩原厩舎)は図抜けた実力を発揮した。

 キレイなスタートを切ったエピカリスは、ハナを取ったライバル・アディラートの後ろにつける。順調に最内を回り、直線を迎えるとゴール前200mの時点で先頭のアディラートに並びかけた。しばし両頭の叩き合いがあったが、徐々に伸びたエピカリスが3/4差をつけてゴールに飛び込んだ。

「豊さんの馬(アディラート)が逃げる馬で、これが一番のライバルだと思っていたので、彼の後ろで運んでいた。アディラートをパスするのに時間はかかったけど、休み明けでもいい感じだったし、直線もいい反応」

 レース後、ルメール騎手のコメントを「スポーツ報知」が伝えている。先の3戦のような圧勝劇とはならなかったが、まさに鞍上ルメール騎手の計算通りの勝利だったといってもいいのではないだろうか。

 盤石のレース展開で勝利を飾ったエピカリスだが、次走はUAEダービー(G2/3月25日、ドバイ・メイダン、ダート1900m)が有力。すでに陣営には招待状は届いているという。また、1月の時点からすでにオーナーサイドの吉田勝己氏はスポーツ紙の取材に対し、「アメリカのベルモントSも目指したいね」と、UAEダービーを飛び越え、アメリカ挑戦を示唆するコメントも残していた。


昨春、ラニが米クラシックにフル参戦。これまで活躍する馬が限られ頭打ち感が漂っていた若きダート馬たちに、海外挑戦という新しい道を開拓した。ラニはUAEダービー(G2)を制して挑戦権を得たが、エピカリスは今回のヒヤシンスS、昨年11月のカトレア賞での合計ポイントで決まる選考「JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY」の最上位のため、すでに出走権を獲得している。もちろん、予備登録もすませており、挑戦の機運は高まる一方だ。

「ラニに続いてのアメリカ挑戦は夢があります。ですが、そこに立ちふさがるのではないかと考えられているのが、エピカリスを所有するキャロットファーム。ここはいわゆる一口馬主で形成されているクラブ法人で、複数のオーナーがいます。その中には、エピカリスの海外挑戦に対しては難色を示す人もいるでしょう。

 米国3冠はハイレベルかつ過密な日程で知られています。勝利の可能性やハードなスケジュールなど体調管理などを考える、とハイリスク・ハイリターン。そのような夢やロマンを追うよりも、日本で確実に勝利を積み重ねることを優先するという人が出てきてもおかしくはない」(記者)

 世代最強ダート王・エピカリスは、どのようなローテーションを歩むことになるのだろうか? その動向に注目が集まる。

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