藤沢雄二さんの競馬日記

今週の重賞展望~富士S・菊花賞~

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今週の重賞は土曜日に富士S、日曜日に菊花賞です。

◆富士S
登録は21頭。重賞勝ちがあるのは10頭だが、その中からロサギガンティアが除外対象。斤量的にも来週のカシオペアSの方が『美味しい』だけに出走枠に滑り込めても使うかどうかは微妙に感じます。

さて格最上位は今年のNHKマイルCの覇者・クラリティスカイ。唯一の3kg増なので、異論は挟ませませんw
東京コースの2戦2勝は共に重賞なので、コース適性はバッチリ…なのだが、成績を見る限り“叩き良化型”であるのが悩ましいところ。
そもそもこのレース、過去10年の連対馬20頭のうち15頭が中5週以内。要するに例年の4回中山・4回阪神以降のレース、秋稼働組が強い傾向にあって、開幕週に伝統の毎日王冠があるにも関わらず3週目の富士Sが重賞として成立しているのは『富士Sで2kg増以上の馬は毎日王冠に行け』的な不文律というか、そんな感じの棲み分けみたいなのがあるのかもしれない。
とはいえガン無視すると、鞍上が典ちゃんだけにアッサリがあっても不思議はない。印としては▲が妥当な存在か。

続いて2kg増の組
ヤマカツエース(2015.4 ニュージーランドT)
マイネルホウオウ(2013.5 NHKマイルC)
ロゴタイプ(2013.4 皐月賞)
カレンブラックヒル(2012.5 NHKマイルC)

ヤマカツエースは夏場に函館記念3着、札幌記念4着と2000mで存在感を示したからか天皇賞に直行しようとしたら天皇賞は除外対象。それで富士Sなのかな。もっとも天皇賞を使えていても池添が乗れない(ショウナンパンドラ)から、ハナっからこっちの予定だったかもね。
マイネルホウオウはポートアイランドS2着で復調ムード。ただ、斤量的には来週のカシオペアSの方が引き続き57kgだけに、58kgのここを使うのはどうなんでしょう?
ロゴタイプは、毎日王冠だとオールカマーから中1週になるので富士Sを使うエクスキューズはある。オールカマーからの距離短縮は間違いなくプラスだし、ミルコとは基本的に手が合うので有力。先週の東京の芝が外差し傾向にあったのが、ちょっと気になるけどね。
カレンブラックヒルは今回はデータ的に厳しいでしょうね。

さらに1kg増の組。
グァンチャーレ(2015.1 シンザン記念)
ヤングマンパワー(2015.2 アーリントンC)
ワールドエース(2014.4 マイラーズC)

この中からなら順調の強みでヤングマンパワーでしょうね。
グァンチャーレは本当にここを使うのかわからないし、ワールドエースも他に適鞍がないように思えるので強くは推しにくい。

そして増量対象外の組。
重賞勝ちがあって増量対象ではない唯一の馬がダノンプラチナ。斤量面では一番の恩恵があるけど、皐月賞以来というのは素直には飛び付けない。
人気を集めるであろうサトノアラジンもエプソムC以来だけに、秋初戦という馬がよく消えるので食指は動かない。
京成杯AH組が良績という点で浮上するのがグランシルクとシャイニープリンス。配当妙味を追うならシャイニープリンスなのだろうけど、グランシルクからでもソコソコは望めそうで、どっちを太くいくかは状況次第で。

いずれにせよ、上位拮抗での混戦ムードは間違いないですね。


◆菊花賞
春の絶対王者・ドゥラメンテが骨折のために秋全休というのがわかっているにも関わらず、なんか『最後の1冠は俺が獲る!』という意欲が3歳牡馬全体から感じられない印象の今年の菊花賞。
多分にサトノラーゼンがセントライト記念に回った上に7着と崩れたのが大きいと思う。
普通にこの馬が神戸新聞杯を使って3着以内だったら何の問題もなかったのに。

そんなわけで、今年の菊花賞は買う馬がいない。まあ厳密に言うと買いたい馬がいない。

神戸新聞杯の1、2着を買っていれば大体当たるのだろうけど、リアファルは『またまた単騎で行けるのか?』というのが懐疑的。
リアルスティールは弱くはないのは認める。でも受けて立つまでの強さは感じられない。それに厩舎的にはむしろもうワンランク下の馬の方が購買意欲が湧く。矢作厩舎だったら、完全にチャレンジャーの方がいい。

キタサンブラックの方が強いかもしれないが、セントライト記念を使った賞金持ちの関西馬を菊花賞で買うつもりはない。これはサトノラーゼン、ベルーフにも当てはまる。

セントライト記念組なら関東馬なのだが、ミュゼエイリアンは“味噌のついた”冠号の馬だけに、手を出しにくい。トレードがなかったら目を瞑ってでもこの馬からなんだけどね┐('~`;)┌
ジュンツバサは、菊花賞になると出てくるにわか血統論者でもわかるように母の父アフリートというのはちょっと腰が引ける。あと馬主さん的にもアレな感が…。

個人的に、ガッツリ馬券を買うのは天皇賞で…と考えているだけに、菊花賞のテンションが上がらないのはあるとしても、どの馬を取っても『帯に短し、襷に長し』。目を瞑れる条件を模索中です(^_^;)

一つだけ与太話。
JRAのホームページで、4回京都のイベント案内を見るとトップに
『大輪は一番最後に、開花する』
ってあるんですよ。それでメンバー中で一番最後に未勝利勝ちをした馬を探したら、5月の東京で勝ったジュンツバサだったんですよね。それもダントツに遅かった。これはこれで気になるんですよw
信じるか信じないかはあなた次第…

この日記へのコメント

藤沢雄二 藤沢雄二|2015年10月21日 12:42 ナイス! (1)

>まねきねこのひげさん
いやいや、単なる戯言ですw

ただ、データ的にはジュンツバサもいいところなんですよね。
穴なら一考の余地はあるかもしれません。

藤沢雄二 藤沢雄二|2015年10月21日 12:41 ナイス! (1)

>せぶん☆☆さん
そうですね、富士Sはまともには決まらないですね。

一発、フルスイングで狙っちゃってくださいw

まねきねこのひげ まねきねこのひげ|2015年10月21日 8:24 ナイス! (3)

おはようございます!

ジュンツバサですね(笑)ありがとうございます!

せぶん☆ せぶん☆|2015年10月21日 8:08 ナイス! (4)

富士ステークスは、毎年適当に荒れてくれるイメージなので、大振りで(笑)

菊花賞は、2冠馬がいないから、楽しめそうですね(o^o^o)

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