藤沢雄二さんの競馬日記

霜月Sを考える①(2003~2006)

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今日はマイルチャンピオンシップですけど、馬券的には過去10年で9回も3連単が6桁配当という霜月Sなんじゃないの?ってわけで、過去13年分の霜月Sをとりあえず調べてみました。

2003年(別定・15頭)
1.①ブルーコンコルド 牡3 55 二本柳 6人気 先 栗・服部
2.⑤シャドウスケイプ 牡4 55 江田照 3人気 差 栗・森
3.⑭ネイチャーヒーラー 牡5 55 吉田豊 1人気 先 栗・安田隆
《消えてくださった人気馬》
8.②ロードプリヴェイル 牡5 55 後藤 2人気 追 栗・池江郎
【ハロンラップ】
12.5-11.4-11.7-11.9-11.8-12.0-12.2=1.23.5(稍重)
【メモ】
勝ったのは初ダートの3歳馬のブルーコンコルド。2歳時に京王杯2歳Sを勝っていた言わば“格上”の存在も、秋の4戦が見せ場なしで初ダートの内枠も買いにくかった模様。
2着のシャドウスケイプは短距離の差し馬で南部杯7着からの参戦。
3着のネイチャーヒーラーは金子さん所有の外国産馬で同じ東京1400の神無月Sを勝っての昇級戦。当時もブランド人気をしていたみたいです。
2番人気のロードプリヴェイルは8着。成績を振り返るとここが初めての2ターンのレースで、コーナー4回のレースでマクリを武器としていた為に2ターンのレースに戸惑った模様。


2004年(別定・13頭)
1.⑪タイギャラント 牡7 55 北村宏 6人気 差 栗・藤沢則
2.⑦ツルマルファイター 牡5 55 蛯名 3人気 追 栗・橋口
3.⑫アドマイヤジャック 牡6 55 吉田豊 9人気 差 栗・鹿戸幸
《消えてくださった人気馬》
6.⑤エイシンハンプトン 牡4 56 ペリエ 1人気 追 栗・藤原英
7.⑬エコルプレイス 牡4 57 柴田善 2人気 逃 栗・松田国
【ハロンラップ】
12.0-10.3-11.5-12.0-12.3-12.9-12.6=1.23.6(稍重)
【メモ】
勝ったのは7歳馬のタイギャラント。短距離の差し馬で展開がハマった一戦だったようだが、ずっとダートを使われいた馬が前走で突如として芝のオープン特別(福島民友C)に出走して15番人気4着と惜しいところを見せてダートに戻っての一発。
2着のツルマルファイターはダート短距離の安定勢力。当時は1400mだったシリウスS3着からの臨戦。
3着のアドマイヤジャックがなかなか買いにくいタイプでオープンではこれといった実績はなし。ただそれまでに15ヶ月、7ヶ月半、6ヶ月と3回も長期休養があった馬で6歳のこの年は5月の栗東Sから5戦使われていて比較的順調だったようです。
単勝1.9倍の人気を裏切ったエイシンハンプトンは、当時は天皇賞の前日だった武蔵野S4着からの臨戦。それまでダートで掲示板を外したことがなく複勝率8割を誇っていたので人気になるのも当然といえば当然。それまで前々で競馬をしていた馬が後方からの競馬になって、要は初めてモマれた訳だが、これを予測するのは難しいかも。
2番人気のエコルプレイスはこれまた金子さんの外国産馬。実績は前年のネイチャーヒーラーよりも上(交流重賞のグランシャリオC勝ち+オープン特別2勝)だったのだけど、前走の武蔵野Sが逃げられずに13着と大敗していたことからハナに拘りすぎたのかもしれません。


2005年(ハンデ・16頭)
1.⑦トウショウギア 牡5 56 柴田善 1人気 逃 美・池上昌
2.③ミリオンベル 牝4 53 柴山 2人気 差 栗・坂口則
3.⑭サンライズキング 牡6 56.5 蛯名 6人気 先 栗・石坂
《消えてくださった人気馬》
9.⑫メイショウサライ 牡4 56 秋山 3人気 追 栗・増本
【ハロンラップ】
12.8-11.0-11.4-11.6-11.7-11.9-12.8=1.23.2(良)
【メモ】
この年は順当戦。
勝ったのは1番人気のトウショウギア。武蔵野S12着からの参戦だが、この馬、自分の競馬が出来た時はとことん強いというタイプ。脆さ同居で関東馬というプロフィールからは喜んで消したくなるところだが、実際は人気に応えている。
2着のミリオンベルはここまでダートで掲示板を外したのは1回だけという堅実タイプ。格上挑戦のシリウスS2着からの臨戦。
3着のサンライズキングはダートの重賞だと崩れるけど、オープン特別なら安定している、そんなタイプ。
3番人気の馬を掴まえて《消えた人気馬》と扱うのは心苦しいが、この年のメイショウサライはここが5ヶ月の休み明け。成績の大半が追い込みに分類されているので、こういう極端な脚質の馬は危なっかしいのかもしれない。


2006年(ハンデ・16頭)
1.⑨ボードスウィーパー 牡5 54 石橋脩 11人気 差 栗・野村
2.⑫ミリオンベル 牝4 55 太宰 7人気 差 栗・坂口則
3.③スリージェム 牡5 55 後藤 8人気 逃 栗・橋本
《消えてくださった人気馬》
4.⑬オフィサー 牡4 55 横山典 3人気 差 栗・森
7.②ヒカルウイッシュ 牡4 56 内田博 2人気 差 美・栗田博
11.⑯ニシノコンサフォス 牡6 57 和田 1人気 先 栗・宮本
【ハロンラップ】
12.4-10.8-11.4-11.9-12.0-12.1-12.3=1.22.9(良)
【メモ】
勝ったのは前走の太秦Sを勝って昇級初戦のボードスウィーパー。ここまでの全ての勝ち星をダート1400で挙げていたにも関わらず、成績的にはムラなタイプだったせいか人気薄。
2着のミリオンベルは前年の2着馬で、この年にはオープン特別で2勝を積み上げていたにも関わらず7番人気。前走のエニフSは2番人気5着と期待を裏切った格好になっているけど、2走前にペルセウスS(中山1200)を勝っており、想像以上に福永→太宰が嫌われた模様。
3着のスリージェムはここが10ヶ月の休み明けで昇級戦。戦績を見ると逃げた時の方が安定しているけど、別に差しても競馬は出来ているから脚質の読みにくいタイプだったようだ。
4着が3番人気のオフィサーで、この馬も神無月Sを勝っての昇級戦。既にオープンでも連対経験があるだけにこの馬は切りにくいかも。
2番人気のヒカルウイッシュが7着。ここまでのダートでの唯一の大敗がダート1400だっただけに、1400は合わなかったのかもね。
1番人気のニシノコンサフォスは11着に大敗。条件戦では1800mを押しきる競馬をしていたものの、オープンでは1200に特化していたので1400の競馬に不安はあったのかもしれない。一応、前走は1400mのエニフS2着からの臨戦。

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