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シロニイに皐月賞出走の可能性!? ダート馬としての「不遇」より、チャレンジを選んだ?─Gambling Journal ギャンブルジャーナル / 2017年3月16日 23時39分 http://biz-journal.jp/gj/2017/03/post_2856.html
白毛初となるクラシック出走権を獲得することはできるのか?
アイドルホースとして知られたブチコの全弟であるシロニイ(牡/3歳・池江泰寿厩舎)が、今週末に開催される皐月賞トライアル・若葉Sに出走する。
シロニイはこれまで芝1戦、ダート5戦の計6戦に出走し、ダートで2勝をあげている。芝でのレースはデビュー戦のみで、このときは1人気に押されるも4着に終わっている。
若葉Sで久々の芝でのレースとなるが、池江師は「新馬戦(1番人気4着)だけでは分からない。競馬ぶりも安定。馬も良くなっている」と期待をのぞかせ、「これで今後の進路がはっきりする。チャレンジする価値はある」と、これがシロニイの分水嶺になると「スポーツニッポン」の取材に応えている。
「ブチコ、ユキチャンらに代表される白毛の一族シラユキヒメ産駒は、総じてダート馬としてですからね。ですが、シロニイの父馬はキングカメハメハで、母父はサンデーサイレンス。血統的には芝の適性があってもいいはずです。皐月賞への優先出走権がもらえる2着までに入れば、大いに話題になりそうですね」(競馬誌ライター)
またシロニイのクラシックトライアル挑戦への裏には、ダート路線が整備されていないことも挙げられるだろう。芝路線では3歳牡馬だけで見ても、5月の日本ダービーまでに「14」の重賞がある。その一方、世代限定のダート重賞はこの期間は0だ。JRAが最初に執り行う世代限定のダート重賞は、日本ダービーの3週間後のユニコーンS(G3)となる。
すでにオープン入りしているシロニイは、重賞にも出走可能。今後のために賞金を積み重ねるという手もあるはずだが、それよりも陣営はこの重賞までの空いている期間をクラシックへチャレンジする好機と捉え、ローテーションを組んだのだろう。
これまでダートと芝の適性を合わせ持ち活躍した馬といえば、アグネスデジタル、アドマイヤドン、イーグルカフェ、エルコンドルパサー、タイキシャトルなど歴代の名馬の名前があがる。
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