グリーンセンスセラさんの競馬日記

シンハライトの妹ミリッサ

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シンハライトの妹ミリッサが姉の無念を晴らすべくクラシック獲りを目指す!例年にない「ハイレベル」の3歳牝馬クラシックに、またも新星誕生か━ Gambling Journal ギャンブルジャーナル/2017年02月02日 8時00分00秒 http://biz-journal.jp/gj/2017/02/post_2469.html


「3強対決」と言われていた昨春の牝馬クラシック。だが、最終的に最優秀3歳牝馬の座に輝いたのはオークス(G1)を制したシンハライトだった。

 しかし、そんな将来を嘱望されたシンハライトも昨秋に左前浅屈腱炎を患い、無念の引退。希望は産駒に託されることとなったが、一足早くその妹ミリッサ(牝3歳、栗東・石坂正厩舎)が姉の無念を晴らすべく、今年のクラシックを目指す。

 4日に京都競馬場で開催されるエルフィンS(OP)に挑むことになったミリッサ。栗東の坂路で行なわれた最終追い切りでは、4ハロン52.3秒、ラスト12.7秒を楽に駆け上がって自己ベストをマーク。陣営も「思ったより時計が出た。上のクラスで走ってほしい馬」と手応えを感じているようだ。

 それもそのはず。ゲート練習で躓いたためにデビューは11月後半までずれ込んだが、姉と同じ京都のマイルで行なわれたデビュー戦は、まさに圧巻の内容だった。

 案の定ゲートでやや立ち遅れて中団からの競馬になったが、半マイル通過が49.4秒のスローペースと見るや、勝負所でひとまくり。第4コーナーで一気に先頭に並びかけると、そのまま押し切ってしまった。

 最後の直線では逃げていたパンサーバローズが最後まで抵抗したものの、楽に交わすと最後は流してゴール。着差こそ1馬身1/4だったが、それ以上の能力差がありそうな奥深いスケールを感じさせる走りだった。陣営も「完全に能力」と、その走りを絶賛している。

 実際に、この2頭からさらに1馬身3/4遅れて3着に入ったマイスタイルは1月のシンザン記念(G3)で5着に入った実力馬。それを物差しにしても、このシンハライトの妹が水準以上の能力を秘めていることがわかる。騎乗したC.ルメール騎手が「ポテンシャルはかなり高い」と称賛したのも決してリップサービスではないはずだ。

「ゲートという課題もあってじっくり乗り込んできましたが自己条件ではなく、いきなりオープンレースに格上挑戦した陣営は強気ですね。もしも敗れるようなことがあれば、日程的にもクラシック出走がかなり危うくなります。それだけに、ここは確勝を期す一戦になるでしょう」(競馬記者)

 姉のシンハライトがディープインパクト産駒であることに対して、こちらは姉のライバルだったメジャーエンブレムと同じダイワメジャー産駒。血統的に姉よりマイル色が強い分、桜花賞(G1)に比重が掛かりそうだが、それでもエルフィンSを使ってくる辺りは陣営の自信の表れか。

 またミリッサ自身、デビュー戦の馬体重が414㎏しかない小柄な馬だが、姉のシンハライトのデビュー戦も430㎏だったことを始め、母シンハリーズの仔は総じて小柄に出る特徴があるので、あまり懸念することもなさそうだ。

 今年の3歳牝馬は「例年にないハイレベル」といわれているが、もしミリッサがこのエルフィンSを楽勝してくるようなら、またも新たな新星が現れることになるだろう。

 過去にはマルセリーナやレッドディザイア、ウオッカなどが勝っており、ショウナンパンドラやアローキャリー、チアズグレイスといった名牝も2着馬に名を連ねているエルフィンS。今年は、姉のリベンジを誓う良血馬が飛躍する舞台になるのかもしれない。

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