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武幸四郎騎手&田中博康騎手が引退レースで勝利する可能性は? 過去の名騎手らと同様に最後の花道を飾ることはできるか!?─GamblingJournal ギャンブルジャーナル /2017年2月25日 8時00分 http://biz-journal.jp/gj/2017/02/post_2680.html
2月26日の騎乗で引退となる武幸四郎騎手。「2月の最終週」は例年、春競馬の開幕を告げると同時に、その年に引退する競馬関係者を送り出すという重要な役割を担っている。そのため、この日を"競馬界の大晦日"と呼ぶこともある。
騎手生活を勝利で終えた騎手をあげてみると、2012年にニシオドリームに騎乗し、ブラッドストーンSを制した高橋亮氏、また06年には牝馬限定で優秀な成績を残した「牝馬の松永」こと、松永幹夫騎手がフィールドルージュで勝利をあげ、同時にJRA通算1400勝を達成している。さらにナリタブライアンで史上5頭目となるクラシック三冠を達成した南井克巳氏は1999年の白川郷ステークスで、リキアイワカタカに騎乗して勝利。有終の美を飾った。
ほかにも騎手生活のラストレースで勝利した騎手は存在する。しかし、引退していった騎手の数に比べると限りなく少数派であることは間違いない。この都市伝説は眉唾ものとしてみるべきだ。だが、思わず涙してしまうような感動的な展開が訪れるのではないか、と期待をしてしまう心情も理解できる。
田中騎手は日曜8R・中山競馬場、幸四郎騎手は阪急杯(G3)がそれぞれ騎手生活最後のレースとなる。ふたりは引退の花道を、勝利という最高の結果で彩ることはできるのだろうか?
毎年、名馬を管理していた調教師やジョッキーたちがこの日を最後にターフから去る。今年は武豊騎手の実弟・幸四郎騎手が最後の雄姿を見せるともあり、例年以上に注目されているのは間違いない。
幸四郎騎手といえば、デビュー翌日にマイラーズC(G2)を制覇し、デビュー最短重賞制覇の記録を達成している。幸四郎騎手は騎手生活最後となる週では、アーリントンC(G3)、阪急杯(G3)のふたつの重賞に騎乗予定。最後の重賞制覇となるかが期待されている。また、幸四郎騎手のラストランは阪神12Rでメイショウオオカゼとなる見込みだ。
また幸四郎騎手の陰に隠れがちだが、もうひとり騎手生活を引退する人物がいる。田中博康騎手だ。
"タナパク"の愛称でファンから親しまれていた田中騎手は、中山競馬場で土日合わせて計4鞍を予定。ラストは日曜8R、師匠である高橋祥泰師の管理馬のミラクルウィングに騎乗する。デビュー当時田中騎手は高橋厩舎に所属していたため、デビュー戦、初勝利ともに同厩舎の馬で達成している。田中騎手は「デイリースポーツ」の取材に対し「最後も祥泰先生の管理馬で締めくくらせていただけて、感謝の気持ちでいっぱい」と語る。まさにラストランにふさわしい馬といえるだろう。
ふたりの騎手が引退する今週末。以前から競馬界に存在する都市伝説のひとつとして、引退する騎手の最後のレースは「狙い目」というものがある。
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