山崎エリカさんの競馬日記

本日の見所(シンザン記念)

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2018年 シンザン記念
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シンザン記念は、かつてダイワスカーレット、オルフェーヴル、ジェンティルドンナなどの名馬を輩出した出世レース。しかし、ホープフルSのグレード化と同時に、トップクラスの馬が集わなくなりました。特に今年は、昨年、ホープフルSがG1に昇格した影響なのか、通年ならば何頭も出走してくるはずの500万下の勝ち馬がカフジバンガードと、前走・朝日杯フューチュリティSで大敗のヒシコスマーの2頭のみ。他、2勝馬が1勝馬同士の戦いの函館2歳Sを制したカシアスのみですから、先日、行われたジュニアCなどのオープン特別と大きく変わらないメンバー構成です。

当初、2歳重賞のインフレ化によって、重賞ウイナーが何頭も登場する現象に違和感を感じていたのですが、これは仮面ライダーはひとり、主役はひとりという、昭和の特撮ヒーローものを見て育った影響なのでしょうか。今は、複数の重賞ウイナー=複数の主役が誕生することで、クラシックが真の主役決定戦となり、お祭り騒ぎのように盛り上がるので、悪くないと感じています。また、偽りの主役を作り上げることで、クラシックが荒れやすい状況が作られるのも、馬券の購買意欲が高まります。

さて、話は元に戻りますが、シンザン記念がここまでメンバーが低下すると、1戦1勝馬でもチャンスが出てくるはず。シンザン記念は、私が競馬を始めてからの長い歴史の中で、1戦1勝馬がこのレースを勝ったことがありません。芝1800mの新馬戦を7馬身差で圧勝したマッキーマックス(2003年)でもこのレースで2着でしたし、後の桜花賞馬となるマルセリーナ(2011年)でもここは取りこぼしての3着でした。

今年は、1戦1勝馬のPP指数が低いのでどうかとは思いますが、これまでのように無条件に本命外しの手が使えなくなったのは確か。新馬戦をちょっと強い勝ち方をした馬ならば、あっさり勝つ可能性もあるでしょう。逆にちょっと実績あるキャリアが豊富なタイプがここに出走してくれば、かつてよりも楽に1着賞金3800万円を手にすることが出来るでしょう。

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