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【ダイオライト記念(G2)展望】武豊&クリソライトが史上初の3連覇へ堂々の出撃!3連勝中のマイネル軍団の新星が下剋上を狙う!─Gambling Journal ギャンブルジャーナル/2017年03月13日 08時30分00秒
http://biz-journal.jp/gj/2017/03/post_2828.html
15日には船橋競馬場で交流重賞・第62回ダイオライト記念(G2、ダート2400m)が開催される。今では少なくなったダートの長距離戦として、過去にはホクトベガやアブクマポーロ、フリオーソやスマートファルコンなど、ダートのチャンピオン級が勝ち馬に名を連ねているだけに、今年もダートG1戦線を睨んだハイレベルな一戦が予想される。
中心となる大本命は、このレース連覇中のクリソライト(牡7歳、栗東・音無秀孝厩舎)で揺るがない。
一昨年、昨年と連覇を達成。今年で3年連続の出走となるが、鞍上も3年連続で武豊が務めることとなった。昨年のこのレースで単勝1.3倍という圧倒的な人気に推されたクリソライトは、スタートから果敢にハナを奪いに行くと武豊騎手が1000m通過64.1秒の超スローペースに落として、レースを完全に支配。結局、最後まで先頭を譲らず連覇を達成している。
その後は不完全燃焼のレースが続いたが、ダイオライト記念でもワン・ツーを飾ったクリノスターオーと共に韓国に遠征。新設された国際G1となる第1回コリアカップに出走し、見事初代王者に輝いている。世界的な知名度のない韓国競馬だけに、そのレベルが疑問視されるところだが、2着クリノスターオーに6馬身差をつけたことは当然評価できる。
また、日本に戻ってからも浦和記念(G2)で2着とトップクラスとの戦いでは苦戦を強いられるものの、その能力に大きな陰りは感じらない。ここでは当然、大きな顔ができる存在だ。
一時、勝ち星から遠ざかっていた武豊騎手だが、先週の中山牝馬S(G3)を制して再び勢いを取り戻した様子。昨年の交流重賞では神懸った騎乗を連発しており、地方で戦う上では今最も頼りになる騎手といえるだろう。まさに鬼に金棒。史上初の3連覇へ、不動の大本命だ。
そんなクリソライトに一矢報いる可能性がありそうなのは、2頭が出走するマイネル軍団でも3連勝中のマイネルトゥラン(牡4歳、美浦・武市康男厩舎)の方か。
次のページ マイネル軍団新星の力はいかほど?
オープン実績では川崎記念(G1)4着の実績があり、昨年のダイオライト記念でも5着したマイネルバイカに一日の長があるが、今年になって怒涛の3連勝で一気にオープンクラスまで駆け上がってきたマイネルトゥランの勢いは、ここでも脅威だ。
昨年末までは、1勝馬に過ぎなかったマイネルトゥラン。しかし、年明けの500万下を勝ち上がると、そこから3連勝。特にここ2戦は東京の2100mを連勝しており、長い距離に適性を示している。
きっかけは、やはり津村明秀騎手とのコンビ復活だろう。年明けにコンビを組んでから、番手の競馬が板についてきたようだ。特に初戦の500万下では後続に7馬身差をつける圧勝。この馬の前途が一気に開けた瞬間だった。重賞は当然初挑戦となるが、その分未知の魅力もある。連勝劇を続けられるのか注目だ。
対する地方勢は、2着までにダイオライト記念の優先出走権がある2月15日の金盃競走(S2、大井)を勝ったユーロビート(セン8歳、大井・渡邉和雄厩舎)が最有力か。
交流重賞のマーキュリーC(G3)勝ちがあり、昨年のダイオライト記念でも3着に好走しているユーロビートは地方馬とはいえ、中央馬と互角以上の実力を秘めている強豪だ。今回のダイオライト記念には金盃競走の1着から5着馬までが顔を揃えており、それを勝ち切った本馬は、まさに地方勢の大将格といったところだろう。
他にもJRA勢にはグレナディアーズが出走するが、オープンクラスに上がってからは苦戦が続いているのが現状だ。ただ、鞍上が絶好調のM.デムーロ騎手だけに、その勢いは要注意か。
果たして、大本命クリソライト&武豊騎手の3連覇を阻む存在は現れるのか。ダートG1戦線を睨む重要な一戦ダイオライト記念は、15日(水)に船橋競馬場で開催される。
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