グリーンセンスセラさんの競馬日記

岡田総帥「秘蔵」の真打ち

 公開

103

「すごく自信がある。追加登録の1200万も払う」ついに明かされた英ダービー制覇の「本命」札幌王者トラストを超えるスケール!? 岡田総帥「秘蔵」の真打ちとは━Business Journal ・ギャンブルジャーナル/ 2016年9月5日 8時7分 http://biz-journal.jp/gj/2016/09/post_1208.html

「今年の"世代"は、自信がある」

 以前から、マイネル軍団を統べる岡田繁幸氏は今年の2歳馬に対してそう豪語していた。そして「世代」というだけあって、総帥が惚れ込んでいたのは3日の札幌2歳S(G3)を制したトラストだけではなかったようだ。

 3日、札幌2歳S(G3)の表彰式で岡田総帥から"仰天発言"が飛び出した。

 すでに来年の英ダービーに登録を済ませているトラストがようやく本領を発揮したというのに「英ダービーより、日本ダービーで走らせたい」と早くも"白旗宣言"してしまったのだ。

 一体、どうしたことか。これには岡田総帥の「大いなる野望」に魅了されていたファンもがっかり。ネット上でも「これからなのに」「何故、諦める?」「残念」といった声が飛び交った。

 しかし、岡田総帥は以前から「(過去に英ダービーへ)何回も登録して笑われたけど、(今年の)2頭のどっちかで行きますよ」とトラスト以外の英ダービー候補を示唆していた。そして今回、岡田総帥が「秘蔵」にしていた真打ちが公表されたのだ。

「よほど強い馬じゃないと通用しないけど、よほど強いですよ。すごく自信がある。(英ダービー)追加登録の1200万も払う」

■次のページ▶▶▶ 「軍団」を統べる馬名

 そう話す岡田総帥が1200万円を払ってまで英ダービーに連れて行こうとしているのは、トラストも所属していた河津裕厩舎(川崎)に入厩が予定されているコスモスという2歳牡馬。岡田総帥が統べるマイネル軍団と双璧を成すコスモ軍団、おそらくはその頂点に立ち、軍団を統べるような存在として「コスモス」と名付けたのだろう。

「過去に『タイキ』の冠名でお馴染みの大樹レーシングクラブが、最大限に期待した馬に『ザタイキ』という名を付けたことがあります。残念ながらすぐに故障してしまい大成しませんでしたが、岡田総帥が『コスモス』に格別の期待を持っていることは、その名からもひしひしと伝わってきます。名前だけでいえば、トラストを上回る期待を持っているのではないでしょうか」(競馬記者)

 当時、関係者の間では岡田総帥の「第二の矢」はマイネルが購入した種牡馬ロージズインメイの産駒のエスティームではないかと推測されていたが、今回、ついに岡田総帥の"真打ち"がそのベールから放たれた。

「実はつい最近までマイネル軍団の総本山・ビッグレッドファームでエスティームと同等の評価を受けていたのが、このコスモスでした。以前、坂路調教を見守った岡田総帥が『この馬はディープ(インパクト)とオルフェ(ーヴル)の中間みたいな馬。トラストもすごいけど、この馬でダービーを狙える』と最大限の評価。デビューは10月頃が予定されているようです」(同)


■次のページ▶▶▶ 血統面では完全に……

 すでに札幌2歳Sを完勝し、世代をリードする立場に立ったトラスト。それを超える器となれば、コスモスの期待が大きくなるのも当然。だが、関係者が2頭目の英ダービー候補としてコスモスではなく、エスティームと睨んでいたのは「明確な理由」があるようだ。

「コスモスは父が交流G1を5勝した地方の雄フリオーソで、母の父がスマートファルコンやコパノリッキーなどを送り出しているゴールドアリュールということもあって、完全なダート血統。その素質は早くから話題となっていましたが『目指すなら英ダービーじゃなくて、米ケンタッキーダービーだろう』というのが関係者の見解でした。トラストと異なり血統的な芝適正は感じませんが、今後果たしてどういった走りをするのか楽しみです」(同)

 過去に種牡馬として日本で「失敗」のレッテルを貼られていたザグレブ産駒から、コスモバルクとコスモサンビームという2頭のG1を見出した岡田総帥。その稀代の相場眼が、またも競馬の常識を覆すのか。

 札幌2歳Sの覇者トラストと"真打ち"コスモスの走りには、今後も大きな注目が集まりそうだ。

関連キーワード

この日記へのコメント

コメントはありません。

関連競馬日記

新着競馬日記

人気競馬日記