グリーンセンスセラさんの競馬日記

横山典弘騎手「逆ポツン」 「超大物(型)馬」アデイイザンライフ騎乗・横山典弘騎手の「大記録」かかる新潟記念! しかしファンの心配はやはり「ポツン」?

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「訳わからん」天才、横山典弘騎手が魅せた! 差し馬ミツバでまさかの「逆ポツン」に、府中も京都も拍手喝采!━Gambling Journal ギャンブルジャーナル / 2016年10月24日 18時0分 http://biz-journal.jp/gj/2016/10/post_1613.html

「天才」がその真骨頂を久々に見せつけた。

 クラシック最終戦、菊花賞(G1)に熱視線が注がれた23日、競馬ファンを驚愕させたのは、ついにその力を見せたサトノダイヤモンドだけではなかった。競馬界が誇る「よく分からない天才」が、裏開催である東京競馬場のメインレースで観衆の度肝を抜いた。

 東京11R、ブラジルC。ダートのオープンレースとして強豪が集った同レース。最大の注目は米国三冠に挑戦したラニ(牡3 栗東・松永厩舎)の復帰戦だったが、レース後にラニのことを覚えていたファンがどれだけいたか......。

 勝利したのは、これまで中団後方からの「差し脚」でオープン馬まで上りつめたミツバ(牡4 栗東・加用厩舎)。しかも、まさかの「逃げ切り勝ち」だ。

 レーススタート後、大外枠のミツバは迷わずハナを主張。これには実況も驚いた声を上げた。楽に先頭を確保したミツバは、その後ペースを落とすどころか「加速」。後続との差をグングンと広げていき、向こう正面のころにはすでに10馬身以上の差をつけていた。

 普段差し脚に徹するミツバの積極策に、本来なら「暴走」と誰もが思っておかしくないところ。しかし、その「鞍上」を知っているだけに、誰もが期待と恐怖を抱いた。

 ミツバの鞍上は、横山典弘騎手。ある時は人気馬を最後方でただ1頭で「ポツン」しそのまま見せ場なくゴール、ある時は差し馬に騎乗しペースを読みきって前目につけ勝利するなど、変幻自在、予測不能の騎乗をすることで有名なベテラン「天才」騎手。その真骨頂がここで発揮された。今回はまさかの「逆ポツン」戦法である。

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3コーナーを過ぎても隊列(?)はまったく変わらず。ミツバと後続の差はますます開いていくようにさえ見えた。4コーナー付近でようやく他馬が追うが、まだミツバは余裕しゃくしゃくといった感じである。

 直線に入った瞬間、もう誰もが「追いつけない」と感じただろう。これは芝ではなくダートである。一気に距離を縮めるキレをそうそう発揮できるものではない。2着になったオリオンザジャパン、そして後方からラニが一気に突っ込んでくるも、時すでに遅し。1馬身3/4差で悠々ミツバがゴールした。まさに横山騎手「してやったり」である。

 ゴール後、東京競馬場は単なるオープンレースにもかかわらず拍手喝采。映像観戦の京都でも拍手が沸き起こったとか。あまりにも見事、かつ想像の外であった逃げに驚嘆したということだ。

 横山騎手といえば1998年、あの二冠馬セイウンスカイの菊花賞で当時ワールドレコードを更新する驚異の逃げを演出した人物。今回は菊花賞週の裏開催でその技術を見せ付けた。20年近く経っても優れた感覚は健在ということか。恐るべし、ポツン。

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