モズ@さんの競馬日記

昨年の天皇賞秋振り返りとモーリスについての余談

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13.3 - 12.0 - 11.6 - 11.9 - 12.0 - 12.3 - 12.0 - 11.5 - 11.0 - 11.7


某解説者さんがこのラップを見て
「残り200で先頭に立ったモーリスが11.7までラップを落とした。
この馬に2000の距離は長いのでは」なんて話をしていましたが、

これもまた公式ラップの罠で、

このレースは単独先頭に立ったモーリスが馬場の外目を走ったことで
計測員が内ラチ沿いのハロン棒との距離感が掴めなくなり、
上がり3Fはかなりいい加減なタイムの付け方となっています。

ラスト1Fの実際のタイムは11.1~11.2程度で、
更にはラスト3F目のタイムにも0.2前後のズレがあり、

そのため実際の上がり3Fは(11.7-11.3-11.2)ぐらいで、
レースとしては完全に上がり2F勝負の流れ。




1着モーリス

序盤緩々からの上がり2F勝負なので
"距離を完璧にこなせた"とは言い難く、

その後の香港カップも緩めの競馬だったため、

某解説者さんの言った「2000の距離に壁は感じる」は
当たらずといえども遠からずだとは思う。



2着リアルスティール

外枠から飛び出しはそこそこ良かったが、
序盤が緩かったため掛かり気味で抑えながらの走り。

向正面では馬に持っていかれないことを
最優先としたような運びで、
3角手前では後方4番手付近まで下がってしまい、
結果的には向正面で下げ過ぎてしまったことが痛手に。

前に届く位置での競馬は叶わなかったが、

常に馬群の外目で動きやすく、
上がり2F勝負の流れになったことで
最後までバテずにこの馬の脚は使える展開に。



3着ステファノス

飛び出しは悪くないが
鞍上はとくに前を追いかける気もなく、
後方3番手まで下がり馬も落ち着いた走り。

道中は前に馬が固まっていて動くに動けず
単独で後方2番手を回る形になるが、

この運びのおかげ?で
残り600過ぎから他馬より早めの仕掛けができることに。

残り400ではリアルスティールと馬体を並べ
直線半ばまで食らいついたが、
最後は勢いが鈍ってしまい
リアルスティールにはやや離される形。



14着サトノクラウン

スタートは良かったが、
流れが緩めで内枠だったので序盤はややゴチャつき気味。

道中はモーリスの内目で悪くない運びだったが、
前にいたラブリーデイ、ロゴタイプ辺りが壁になったままで
結局残り400からの上がり勝負にまともに付き合わされる恰好に。

トップスピード勝負とは無縁の馬なので、
この流れでは何もできずにズルズル後退。

ただ、さすがに負けすぎの感はある。



15着ヤマカツエース

外枠から飛び出しが悪い所を
押していってその後すぐ抑えたので、
序盤は馬との息が合わないような走り。

道中は比較的落ち着いて直線に臨んだが、

この馬も2Fのトップスピード勝負では何もできず、
そのまま後退していき惨敗。






ヤマカツエースは
向正面から勢いをつけていって
4~5F戦の形になった金鯱賞では速い脚を使えているのに、

ここでこれだけの惨敗をするということは、
自力での急加速勝負が全くダメなんだろうし、

同じく惨敗のサトノクラウンも恐らく似たタイプだとは思う。


2~3着馬はこの流れで後方だとやや厳しめ。

ただ、2頭とも先団より
僅かでも先にペースアップできたのは良かったように見える。

上がり3Fはリアルスティールが11.5-11.0-11.0、
ステファノスが11.3-11.0-11.2くらいか。

 ナイス!(11

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