HELPROさんの競馬日記

本当に30年以上も馬を見て来たのですか?

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選択できる馬が3頭もいて、選んだ馬が5着で終わる…?
これは鞍上の相馬眼・馬の良し悪しを決める体感が低レベルである事を暗に示している証拠で、バカ・愚か・下手くそ・クズなど、結果の悪い騎手に対する罵倒は色々あるが、罵倒よりも一番情けないのがこの騎手としての相馬眼がないというモノである。
正直な話、こんな事は良血騎乗馬を全て追い込み馬にする福永祐一だけかと思っていたが、まさか30年以上も騎手をしているベテラン横山典弘もこの程度だったのには呆れて開いた口が塞がらなかった。
やはりメジロさんがクラシックを勝てなかったのは、彼が親から受け継いだ血統的2流センスの馬を見抜く眼の無さと体感(走る馬は手応えで判る騎手センス)の低さにあり、オーナーだった北野さんには不幸な話だが、親の代から騎手の選択を誤っていた事(富雄は純粋に騎手としての技術の低さ、典弘は相馬眼でのセンスの無さのせいだった事)に同情するばかり。道理で彼の乗ったダービー馬はその後大成しない訳である。

良い馬を選ぶ眼がない騎手に騎乗センスなどある訳がなく、これまで彼が多くのG1を勝って来たのも「横山という血筋のために仕組まれていた出来レース」と判断して良いだろう。そうでなければ今回の5着は騎手の道理に適わないのだから。
この観点からすれば自ずと息子たちの程度も露わになり、ほぼ間違いなく親の名前で騎手に成れた者たちでしかない。親父に相馬眼がないのに息子にある訳がないからだ。
しかも義弟菊沢や同期の松永幹夫のように学力がある訳でもない事は今回の相馬眼のなさを晒すまで騎手をやっている事でも判るので、福永一族が今の祐一で終わるのと同じで遠からずこの一族も競馬界から姿を消す事になるだろう。所詮親の知名度と周囲の援護で勝たせて貰うニセモノ騎手は、女子でも替えの利く程度の人材でしかないのだから。

ちなみに、当たり前ながら息子たちの騎乗手配には親父が動いてるとの事だが、よくよく考えるとこの行為は騎手にとっては最も良くない実戦教育だと思う。なぜなら、横山典弘の知名度なら少なからず息子たちには良い馬が手配される訳でその分他の若手は割りを食う事になる。最悪の場合、所属調教で普段騎乗している若手が先輩のお願いという事で馬の個性も知らない縁故息子に回されて悪癖を付けられるだけで返されてしまう。もちろんそこまで酷い事は滅多にないのだが、結局この縁故によって若手の成長が阻害される事になる。これが騎手は個人のセンスであるのを停滞・後退させる・させている根源の一つだろう。

はっきり言って、新人は所属先の馬の凡その特徴を調教で把握してから実戦騎乗するのが理想であり、卒業してすぐにデビューする事が良いなどとこれっぽっちも思えない。何しろ就業中から所属先の調教に乗っているにしても、ハミの咬み具合一つで変わるのが騎乗感覚なのだから、凡その個性を掴むには所属先の馬だけでもいやでも数年は掛かる。そのために設けられているのが減量期間である訳だが、今の減量期間は若手を育てるよりもただレース経験をさせるだけにしかならない。つまりは、新人教育にほとんど役立っていない。だから初年度でどんなに活躍してもその後ピタリと成長が止まってしまうのだろう。
稀に浜中俊のように極めて順調に成長する者もいるが、その浜中ですらケガで体感を狂わせて斜行癖が表れて今の状態にまで落ちてしまった。ここまでおかしくなると精神的な問題も生じるためケガする前に戻れる可能性は極めて困難である。
だからこそ素人の集団教育である競馬学校は今では無用の長物だと言うのである。
短期間すぎる学校教育では凡その馬の特徴も覚え切らないうちに乗ってもそれこそ乗るだけで手一杯で当然であるし、小さい時から馬に触れている関係者の子たちがどんどん優遇されるのも当然になる。しかもその関係者の子たちがそもそもセンスで騎手になってないからこそ現状に陥ってるのである。
今回の横山典弘の結果出せずはこの低レベルを親が示した顕著な実例であり、だからこそ程度が知れるのみならず本人が憐れに思えてならなかった。これが名手と言われるベテランでは、関東所属騎手全てがあまりにお粗末な程度でしかないからだ。
「本当に30年以上も馬を見て来たのですか?」…今回の横山典弘の5着は、こう言われても返す言葉もないほどの失態であったと言えるだろう。

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この日記へのコメント

DBオーナー DBオーナー|2018年5月15日 5:58 ナイス! (1)

馬語が話せたらと何回
おもったことか。

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