グリーンセンスセラさんの競馬日記

キタサン「1枠1番」!?

 公開

214

有馬記念(G1)キタサンブラック「1枠1番」の可能性大!? JRA"忖度"で公開枠順抽選会が「武豊祭り」と化す理由─ Gambling Journal ギャンブルジャーナル / 2017年12月18日 8時15分 http://biz-journal.jp/gj/2017/12/post_5355.html

24日に行われる有馬記念(G1)で、いよいよラストランを迎えるキタサンブラック(牡5歳、栗東・清水久詞厩舎)。

 歴代2位タイのG1・6勝馬にして、昨年の年度代表馬。オーナーに演歌界の大御所・北島三郎に、騎手は武豊と、まさしく競馬界を代表するに相応しい「華のあるスターホース」が最後の雄姿を見せようとしている。

 だが、その前に"良くも悪くも"キタサンブラックが一際大きな注目を浴びる舞台が用意されている。早くも3日後の21日に迫った、有馬記念の公開枠順抽選会だ。

 キタサンブラックといえば、その圧倒的なポテンシャルと並んで、同じく圧倒的な「天運」が注目されてきた。特に昨年は、武豊騎手とコンビを組んだ大阪杯以降、「6戦して4度の1枠1番」という恐るべき強運ぶりを発揮。

 昨年の有馬記念でも、公開抽選会の中で見事に1枠1番の"定位置"を引き当てたことを記憶しているファンも多いはずだ。

 今年と同じ品川プリンスホテルで行われた、昨年の有馬記念の公開枠順抽選会。ゲストの田中将大投手が抽選順を決めるカプセルを引き、選ばれた陣営から壇上で中に枠番の書かれたアルファベットのカプセルを引くという抽選形式で、キタサンブラック陣営が呼ばれたのは最後から4番目だった。

 残る4枠は、絶好枠の1枠両番、5枠9番、そして大外の8枠16番が空いているという状況。壇上に上がった武豊騎手も「1枠が空いてるな」とニヤリ。

 それもそのはず。この時点でキタサンブラックは、すでに「1枠1番が多過ぎる」「枠に恵まれ過ぎている」とネット上を中心にファンの間でも話題になっていた。確かに6戦して4度の1枠1番というのは、確率で考えれば明らかに偏っている。

 一部のファンから「(枠順を抽選する)JRAがもしや......」という"疑惑"が持ち上がるのも無理からぬことだった。

❖次のページ ネット上の競馬ファンからは鳥肌……ではなく『白けた』という声が溢れ返り

 というのも、1人でも多くのお客を呼んで馬券を売りたいJRAからすれば、北島三郎&武豊コンビのキタサンブラックは格好のアドバルーン。活躍すればするほど、普通の馬よりも効率よく大きな注目を集めることは間違いない。そのためならば、多少の"忖度"もあり得るのでは......という話だ。

 ちなみにこの段階で、本馬は1枠1番で4戦4勝の負けなし。優れたコーナーリング能力で、内枠の利を最大限に活かせるのが本馬の強みの1つでもあった。

 武豊騎手が選んだカプセルはキタサン「ブラック」の「B」。なお、このカプセルは最初のシャッフルの時点で1つだけ所定の場所に収まらなかった"曰く付き"のボールである。

「果たして1枠1番となるの......うおおおおおっと」と、中継を行うフジテレビの佐野瑞樹アナが言葉を言い終わらぬ内に悲鳴を上げる。「なんという運でしょうか!」という言葉と共に、武豊騎手によって開かれたのが「1枠1番」を示すテープだった。

「この瞬間、中継を見守っていたネット上の競馬ファンからは鳥肌......ではなく『白けた』という声が溢れ返りました。

『あり得んだろ』『これでキタサンが嫌いになった』『茶番』など、やはり6戦して4度目の1枠1番という結果に、ただの偶然とは思えない人が続出......。中には『JRAのパワープレイ』『この抽選自体が仕組まれたものでは』といった主催者側への疑念も聞かれました」(競馬ライター)

 大本命馬の絶好枠ゲットに、会場も大盛り上がり。誰もが「今年の有馬記念はキタサンブラックで仕方がない」と拍手を送る中、武豊騎手も思わず「まだまだ、枠順が決まっただけですから」と戸惑うシーンも......。同じく壇上にいた清水久詞調教師も「こんなこともあるんですねえ」と苦笑いする他なかった。

 武豊騎手としても、まさかこの何気ない一言が"不吉な予言"になってしまうとは、夢にも思わなかったに違いない。結果的にキタサンブラックは、有馬記念で初めて1枠1番で敗れることになるのだから――。

 あれから1年。今年の公開枠順抽選会でも、最も大きな注目を浴びるのは間違いなくキタサンブラック陣営だろう。

❖次のページ すでに武豊騎手が主役となることは確定的な状況

「キタサンブラックは有馬記念当日にお別れ会、年明けには引退式と2度のセレモニーが行われる、JRAにとっても特別優遇の存在。

ずいぶん話題となった昨年以降、今年は結果的に1枠1番が"封印"されているようですが、ラスト1戦ですし最後にまた......なんてことも。もちろん枠順は抽選なので、結果は『神のみぞ知る』ですが。とはいえ、今年もキタサンブラックが1枠1番だったら、疑惑噴出はまず避けられないでしょうね」(同)

 また今年の公開枠順抽選会は、すでに武豊騎手が主役となることは確定的な状況だ。

 というのも先日11日に日本人として、また騎手としても世界初のロンジンIFHA(国際競馬統轄機関連盟)国際功労賞を受賞した武豊騎手。長年にわたり競馬発展に多大な貢献を果たした関係者に贈られる偉大な賞の授賞式が、公開枠順抽選会当日の21日に行われるのだ。

 さすがに授賞式そのものは抽選会の後に行われるようだが、ロンジン社の副社長や香港ジョッキークラブのCEO、さらにはIFHAの会長まで出席する大事は、まず間違いなく抽選会にも小さくはない影響を与えることだろう。

 今年の漢字がキタサンブラックの「北」であり、引退が決まっている大本命馬の主戦であり、同時に日本人としては最初で最後になる可能性さえあるロンジンIFHA国際功労賞の受賞式......有馬記念の公開枠順抽選会当日21日は、例年以上に数多くのメディアが詰めかける盛大な「武豊祭り」となることは、今からでも容易に想像できる。

 そんな中でキタサンブラックが"たまたま"好枠を引くことなど、大事の中の小事......。これまでの競馬界への貢献を鑑みても、"功労賞"の1つや2つもらってもバチは当たらないのかもしれない?

この日記へのコメント

コメントはありません。

関連競馬日記

新着競馬日記

人気競馬日記