山崎エリカさんの競馬日記

本日の見所(日経賞など)

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2018年 毎日杯、日経賞
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●毎日杯

かつての毎日杯といえば、NHKマイルCへと繋がる一戦でした。しかし、近年は、昨年のこのレースを制したアルアインが次走の皐月賞を優勝するなど、皐月賞最終便、あるいは皐月賞の前哨戦の意味合いも持つようになりました。

要は、この先の何かしらのG1を目指すための、賞金加算のレース。遡ればディープスカイ、ダノンシャンティ、キズナや昨年のアルアインやのように、キャリアが浅い馬が勝てば、この先のG1に繋がる場合もあるでしょう。

そのようなレースゆえに、決着レベルも年によってマチマチ。しかし、今年は2戦2勝馬が3頭も出走しているように、素質馬が集った一戦と言えるでしょう。もっとも3頭中、1頭はフェイクな素質馬の感があり、個人的には買わない予定。確かにキャリアの浅い馬には成長力がありますが、他2頭同じ条件だけに、ここは連対を外す可能性が高いと見ています。

また、今回は、これまでに逃げたことがある馬が不在でスローペースが予想されますが、前に行く馬と、差し馬の能力差が大きいだけに前に凝りが決まるかは「?」。それにこれまでに逃げたことがない馬が逃げれば、自身にとって楽でもないはずだし、道中で捲られて苦しくなる場合もあるでしょう。そこで今回は好位~差し馬をヒモ穴でチョイスしてみました。


●日経賞

日経賞は天皇賞(春)の前哨戦。日経賞は土曜日に行われることもあってやや注目度が低いですが、2014年の天皇賞(春)では日経賞上位馬が1~3着を独占するなど、阪神大賞典と同様に天皇賞(春)へと繋がっています。昨年より大阪杯がG1に格上げされたことにより、今後はより大阪杯組が天皇賞(春)で活躍する可能性もありますが、穴メーカーとなるのは阪神大賞典や日経賞の上位馬のはず。

また、日経賞は有馬記念と同じアップダウンの激しい中山芝2500m(長距離)で行われるため、しばしばスローペースが発生します。しかし、同じスローペースでも下級条件は単調なスローペースになることが多いのに対して、上級条件は中山の短い直線を考慮して仕掛けのタイミングが早くなります。(日経賞の過去10年を見ても、単調なスローペースになったのは、ゴールドアクターとサウンズオブアースがハナを揺すり合った一昨年くらい)

差し、追い込み馬は、向こう正面の下り坂である程度勢いに乗せて、3~4コーナーの外から位置を押し上げてくる傾向があるため、前も早めに動いてスタミナが問われるレースになることがしばしば。つまり、ある程度の長距離適性も問われるので、昨年のディーマジェスティのように長距離適性に疑問がある馬が通用することは、ほとんどないでしょう。

また、昨年のこのレースで前年の有馬記念の3着馬ゴールドアクターや前年の菊花賞の2着馬レインボーラインが1~2番人気に支持されてぶっ飛んだように、今回が始動戦の馬は苦戦しています。そもそも前哨戦は、実績馬にとっては叩き台のため、人気に応えられないことがままありますが、スタミナが問われるレース、長距離戦ほど取りこぼし率がアップする傾向。今回出走の香港組は格上ですし、ゼーヴィントも抜群の安定感を見せていますが、それでもレースを順調に使われている馬を本命にするのがベストでしょう。

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