グリーンセンスセラさんの競馬日記

2017【中山金杯・展望】

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【中山金杯・展望】「中山マイスター」の異名を誇るツクバアズマオー中心も"波乱含み"の/中山金杯。高配当のカギを握るのは、あの「G1馬」の復活? ━Gambling Journal ギャンブルジャーナル/ 2017年01月01日 00時00分00秒 http://biz-journal.jp/gj/2017/01/post_2209.html

 一昨年はラブリーデイが、そして昨年にはヤマカツエースがそれぞれ充実した一年を刻んでおり、G3とはいえ今年で66回を迎える中山金杯(G3、芝2000m)は一際大きな存在感を示し続けている。

 ラブリーデイだけでなく、かつてはグルメフロンティアやサクラローレルがG1制覇への足掛かりとした伝統のレースに、今年も飛躍を狙う馬たちが顔を揃えた。「一年の計は金杯にあり」西の京都金杯と合わせ、今年はどんな馬が年始を飾るのだろうか。

「中山マイスター」の異名を誇るツクバアズマオー(牡6歳、美浦・尾形充弘厩舎)が重賞初制覇を狙っている。

 古くは有馬記念(G1)を制したマツリダゴッホ。現役でも中山でとにかく強いゴールドアクターなど、独特のパワーバランスが要求される中山巧者はいつの時代にもいるが、このツクバアズマオーを筋金入りの中山専用機である。

 若駒の頃は中山でも結果が出なかったが、ここ8走は[4‐2‐2‐0]とパーフェクト。抜群の中山適性を見せている。特に昨秋のオールカマー(G2)ではゴールドアクター、サトノノブレスに次ぐ3着。クリールカイザーやマリアライトにも先着を果たし、中山ではすでに重賞級の実力馬といえるだろう。

 馬券になっているのがすべて中山、もしくは函館や札幌といった洋芝となる典型的なパワー型。そんなツクバアズマオーにとって、馬場が荒れやすい冬の中山開催はもってこいの条件。すでに前走でディセンバーS(OP)を快勝している。

 おそらく抜けた1番人気が想定されるが、来るG1挑戦に向けて中山開催の内に賞金を稼いでおきたいところだ。

 そんなツクバアズマオーにとって厄介なのが、3連勝と勢いに乗る明け4歳馬ストロングタイタン(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)だろう。

 約半年の休養を挟んで復帰した昨夏の500万下で2着すると、そこから500万下→1000万下→1600万下と3連勝。ついに重賞挑戦まで駒を進めてきたストロングタイタン。

 特に前走の修学院S(1600万下)では、これまでの好位からの競馬ではなく中団やや前からのレースを展開すると、しぶとく脚を伸ばして前をきっちり捕らえ切った。特別キレる脚が使えるわけではないが、それが逆に今の中山では活きそうだ。

 中山2000mは2歳の芙蓉S(OP)で8着に敗れて以来となるが、あの時とは馬が違う。未だキャリア7戦と大事に使われてきた素質馬が、重賞初制覇を飾るか。

 一昨年のNHKマイルC(G1)の覇者クラリティスカイ(牡5歳、美浦・斎藤誠厩舎)に復活の気配が漂い始めている。

 3歳春に世代のマイル王に輝いてから約1年半勝ち星から遠ざかっていたが、昨夏に今の斎藤厩舎に転厩してから馬が変わってきたようだ。特に2000mに距離を伸ばしたここ2戦はアイルランドT(OP)が3着、ディセンバーSが4着と堅実に結果を残せるようになってきた。

 トップハンデとはいえ、57.5㎏ならば京成杯オータムH(G3)の4着で経験済み。手が合いそうな田辺裕信騎手が引き続き乗ることも好感触で、一年の初陣となるこのレースでG1馬が復活の勝利を挙げるか。

 古豪のマイネルフロスト(牡6歳、美浦・高木登厩舎)も冬の中山が良さそうな存在だ。

 ここのところ精彩を欠く競馬が続いているが、昨年の中山金杯では逃げてペースを掴むと2着に粘り込んでいる。その後のAJCC(G2)でも4着しているように、とにかくこの時期の中山がいい馬。

 前走のディセンバーSでは良い所なく敗れているが、見限るのはまだ早そうだ。

 他にもディセンバーSで3着したシャイニープリンス、前走のダート戦を度外視すれば巻き返し十分のドレッドノータス、徐々に力を付けてきたダノンメジャー、新潟記念(G3)3着と同じ53㎏で出走できるロンギングダンサーと、伏兵陣が波乱を呼んでもまったくおかしくはない。

 実は、冒頭に触れたラブリーデイやヤマカツエースは1番人気ではなかった。それだけに後から振り返れば「何故?」と思える素質馬が下位人気に潜んでいる可能性もある。

 ハンデ戦で波乱含みの中山金杯(G3)は1月5日(木)の15時30分に発走予定だ。

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