グリーンセンスセラさんの競馬日記

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2018年競馬「地味馬時代」到来? 重賞・オープンで大活躍「静かな注目馬」たちの成長にフォーカス ─Gambling Journal ギャンブルジャーナル / 2018年2月19日 23時58分 http://biz-journal.jp/gj/2018/02/post_5863.html

 まだ何も決定しているわけではないが、最近競馬ファンの間で静かに話題になっている馬たちがいる。あくまで「静か」なのにはそれなりの理由があるわけだが......。

 まず、18日の小倉大賞典(G3)を勝利したトリオンフ(セ4 栗東・須貝尚介厩舎)だ。2.3倍の1番人気に推された同レース、トリオンフは道中中団から徐々に進出し、4コーナーで馬なりでまくり気味に先頭に取り付く。直線ではあれよあれよという感じに後続との差を広げ、最後は流して2・1/2差の完勝だった。

 昨年の5月にせん馬となり、夏頃から成績が安定。昨年11月の1000万下、今年1月の1600万下を3・1/2馬身、4馬身の差で連勝しており、今回も勢いそのままの圧勝劇ということで一気に競馬ファンの知名度が上昇した。父は欧州のマイル戦線で活躍したタートルボウル、母メジロトンキニーズも2006年のダイヤモンドS2着こそあるものの目立った繁殖がないという「地味」さだが、今後は大阪杯か、天皇賞かとG1レースへの出走も期待されている。「せん馬の星」となれるのかに注目だ。

 またもう1頭、長距離戦線に一石を投じそうな素質馬が。11日の松籟Sを先行からの抜け出しで3・1/2差ちぎり捨てたガンコ(牡5 栗東・松元茂樹厩舎)である。

 昨年末の1000万下を勝利して、年明けの日経新春杯(G2)に格上挑戦したガンコ。ここで7番人気ながら3着に入り能力を示し、松籟Sでは格が違うとばかりに完勝を飾った。これまではダート馬としてレースをこなしていたが、芝転向してから成績が安定している。

 血統的には父がステイゴールドの仔であるナカヤマフェスタで母父シングスピール、3000m以上の長距離にも融通が利きそうな配合である。次走は武豊騎手で日経賞(G2)を予定しているという話もあり、ここで上位に食い込めば天皇賞の台風の目になれる可能性も。

🐎次のページ 3頭はいずれも血統的に非常に「地味」な馬たち

 そしてさらに、同じく11日の共同通信杯(G3)を先行からの抜け出しで勝利したオウケンムーン(牡3 美浦・国枝栄厩舎)も注目だ。こちらはすでに「クラシック候補」といわれるほどの扱いを受けているが、父である菊花賞馬オウケンブルースリの数少ない産駒であり、馬主も同じということで競馬のロマンを感じさせる存在だ。血統的には菊花賞候補という見方もあるが、共同通信杯を制したことで「ダービーも視野では」という話も出てきている。

 紹介した3頭はいずれも血統的に非常に「地味」な馬たち。しかし、王道路線の強豪馬に引けを取らないパフォーマンスで徐々に存在感を増してきているのも事実である。

 大阪杯、天皇賞、さらにはクラシックまでも「地味血統馬」が席巻する未来もあるのかも......。よく考えればキタサンブラックも血統的にはセリで高額がつけられるような存在ではなかった。競馬の面白さを彼らが示してくれればと願う

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