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2017年 東海S、AJCC
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●東海S
土曜日の中京は、凍結防止剤がまかれての良馬場ということで非常に時計を要していました。メインレースの中京スポニチ賞(1000万下)でもラスト3F、ラスト1Fで13秒台が刻まれて、決着タイムは2分01秒0という具合です。ここまで馬場がタフだと、道中で容易に息を入れられないので、基本的にPP指数の能力値や最高値の高い馬を狙うというスタンスでいいでしょう。
また、スタミナが不足する休養明けで、タフなダートをこなすのは容易なことではないので、そういう馬は割引が必要でしょう。確かに芝スタートで最初の1コーナーまでの直線が長い阪神ダ2000mらしく、淀みの少ない流れとなった昨年のシリウスSで、逃げ馬マスクゾロのキックバックを食らいながら2着したピオネロは強いです。ダートでは底を見せてもいませんが、連軸にするのはどうかなあ?
個人的にはピオネロがリスクを背負ってくれたことで、本命馬がわりとスムーズに決まりました。当てたいです(^▽^)/。
●AJCC
AJCCが行われる中山芝2200mは、レース前半で坂を上っていくコースなので、前半でペースが上がるポイントがありません。あの暴走型逃げ馬ツインターボが圧勝したのも、中山芝2200mのオールカマーです(当時としては高速馬場)。前半で坂を上っていくことで珍しく折り合いがついて、最後の脚に繋がったんですね(笑)。
つまり、AJCCはスローペースが発生しやすい舞台。過去10年でも速い流れとなったのは、ネコパンチが玉砕逃げを打った2013年ぐらい。逃げ馬が意図的にレースを引っ張らなければ、ハイペースになることはほとんどありません。そのぶん後続勢が3コーナーあたり(ラスト4-5F目)からレースが動いて前が潰れることもありますが、基本的に前々有利を考えてもいいでしょう。
話は変わりますが、ちょっと前に田辺騎手がバックヤードで「ワンアンドオンリーは力んで走って行って、力を抜くことを覚えさせたい。力が抜ければ復活する」とコメントしていたのが耳に入ってきたことがあります。その打開策が馬群に入れないことだそう。つまり、前に行かせるか、行けなければ外目を走らせる選択をするということ。おそらく確固たる逃げ馬不在の今回ならばハナを主張してくるでしょう。
本質的に逃げ馬ではない馬がハナを切る流れだと、出たなりだと後方から競馬をすることになるステイヤータイプの馬は、厳しいんじゃないでしょうか? タンタアレグリアは一昨年のゴールドシップと似たような結果になってしまいそうな予感がしています。ただ、想定1番人気で実績断然のタンタアレグリアは、驚くほど人気がなく…この人気ならば、ヒモに加えてもいいのではないでしょうか。
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