藤沢雄二さんの競馬日記

いつかどこかで見た負け方…~POG第20節~

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先週のPOG戦線。
ここ3週間、勝ち星から遠ざかっていただけに、必勝を期してレースを楽しみにしていたのですが、なかなか思うようにはいかず厳しい結果を重ねるだけになりました。

【出走結果】
・10月15日 新潟2R
△ダンスウィズユー 10着 2.00.7・稍重(1着馬とのタイム差+4.1)
単勝オッズ 3.4倍(1番人気)
【採点:3.0】

久しぶりに言葉の出ない敗戦。
母のステイウィズユーをPOGで指名していて、4番仔のこの馬を産んだ後に他界してしまったということからギリギリまでドラフト指名するかどうか考えたのだけど、出てきた情報を総合すると「情に流されてはいけない」という結論に達して、いやそれでも気にはなるので指名枠の多いウマニティPOGなら1枠割いてもいいだろう…というのがこの馬の指名経緯であったので、こうやって芳しくない結果が出てしまうと『血統ありきの指名』というのはやはり盲目的なんだな~と思わざるをえない。

大体さ、在厩調整の中4週で新潟までの輸送を挟んでなんで+10kgの552kgもあるのよ!?
初戦の馬体重を聞いた時でも「2歳9月の牝馬がそんなに大きくて足元大丈夫なの?」と思ったくらいなのに、それなりに稽古の本数はこなしていたから当然絞れているものだと思ったらコレでしょ。
でも「ダートを使う分には大きい方がいいのか」と思い直して、レースを見てみたら、いくらスタート直後に挟まれる不利があったとはいえ全然スピードに乗れなかったものね。
柴山のコメントだと「3~4角でペースが速くなったら踏ん張りが利かなかった。砂は被っても大丈夫でしたが…」とのことだったから、幾分は『試す』という目的はあったのかもしれない。でもさ、新馬戦を受けて『斬れない』というイメージはあって、想定の時点から弱メンというのはあったからきっと前に行くものだと思っていたし、そりゃあレースは生き物だから「スタート直後に挟まれる」というアクシデントはあったとはいえ、向正面に入ったところで「なんでマクっていかないんだろう?」と思ったところはあるわけで。別に柴山は嫌いな騎手でもないし、ダンスウィズユーの掲示板ではそもそも新馬戦の前から柴山に対して嫌悪感のある書き込みが目立っていたのはあるので「そんなことを言うもんじゃない」とは思っていたけど、流石に今回は擁護はできないな…┐('~`;)┌

これだけの大敗を喫してしまったので放牧に出るのは仕方ないとして、問題は今後ですよ。木村調教師は「芝に戻すこと」と「馬の能力自体はある」ことは明言しているようなのだが、立て直しを必要とする放牧で休養期間がどれくらいになるのか?ということ。
どうしても斬れる脚がない現状で芝での勝ち上がりを目指すとなれば『裏開催の長丁場』というイメージにたどり着くわけで。そうなると4月の福島の芝2600mが目標になるのかと思うと塩漬け展開も有り得ない話ではないわけで。でも休み明けでそこというわけにもいかないでしょうからその前に1回使って…ということになるとは思うけど、ダートが全然ダメというのがわかってしまった以上、それだからこそレースを数多く使って経験値を高めてほしいと思うわけで、1月の中山の芝2200mから使い出して小倉→中京と優先出走権がなくても渡り歩いてくれないものかと思うのだが、果たして木村調教師がそんなタイプとは思えないだけに悩ましいところではある。

・10月15日 京都9R 紫菊賞
☆アドマイヤウイナー 3着 2.01.1・良(1着馬とのタイム差+0.2)
単勝オッズ 4.3倍(2番人気)
【採点:6.0】
☆レッドラシーマ 8着 2.02.4・良(1着馬とのタイム差+1.5)
単勝オッズ 4.9倍(3番人気)
【採点:5.0】

“2頭出し”となった紫菊賞はそれぞれ3着と8着に。
まずはアドマイヤウイナー。
簡単に言うと『スケールの小さいアドマイヤエイカン』みたいなもので、そのまんま去年の京都2歳Sのリプレイを見ていたような感じ。
ごった返す先行集団の後ろ、7番手をポツンと追走して内回りに入った辺りから動き始めて4角は大外→伸びてくるけどラチ沿いの逃げ馬を掴まえられず…。
ワークフォースの初年度産駒に見られたように重賞3着でも自己条件で勝てない、というキャラ全開で案の定な結果になったのがなんとも悔しい。
ただね、一応上がり最速の34.6の脚は使えたので洋芝専用というわけではないのをアピールできたのは収穫。そりゃ洋芝の方がベターかもしれないけど、軽い芝でも問題はなさそう。
まあこの馬の指名目的は『出走回数を稼ぐ』ことにあるので続戦でも何の問題はないけど、札幌2歳Sの前から在厩なのでここで一息入れてもいいタイミングではある。その場合は12月25日の阪神の500万平場(芝2000m)orホープフルSから京成杯というのは面白そうだけど。

一方のレッドラシーマ。
出負け気味のスタートから枠なりで3番手という競馬も直線で失速。8着という着順はおそらく池添が最後は無理しなかったものだと思うけど、いずれにせよ敗因は『休み明け』と『距離』に求められるわけで、距離の問題の方が強そう。次走は未定も距離は短縮するとのこと。
それより問題なのは「息遣いが荒い」という点。NFしがらきで内視鏡検査をするみたいだけど、喉鳴り発覚で手術なんてことになるとまた面倒な話になりそうだな…(´・ω・`)

【特別登録】
土曜日の東京のアイビーSにペルシアンナイトが登録。12頭の登録があるけどどうやら10頭立てになる見込み。
おそらくソウルスターリングが1本被りになりそうな雰囲気なんだけど、こっちも引く気はない。
最終追いは菊花賞に出走のサトノダイヤモンドのパートナーを務めたわけだけど、菊花賞でも主役になる馬のパートナーに徹したという感じで、どうせならアオって慌てさせてほしかったなw
調教時計から能力の高さは感じるし、池江厩舎だからこそその時計にも信憑性は高いと思っているので、ここを勝ってホープフルSに駒を進めてほしいのが希望。

余談だけど、ホープフルSを『縁起が悪い』とか言って嫌っている人って結構いるのね。
確かに重賞昇格後のここ2年、ホープフルSを勝ったディープインパクト産駒が年明け初戦で謎の敗戦→皐月賞もダービーも使えずという事態になったからそういう印象があるのだろうけど、新馬戦を勝ったばかりのディープインパクト産駒をぶつけるから反動が大きかっただけなんじゃないの?
出資者ならともかく、たかだかPOGのプレーヤーが大騒ぎするようなことではないと思うのだけど。
個人的にはホープフルSはウイニングチケットが勝ったレースなので重視したい気持ちは強い。だから過剰なdisりには反発したいのだけど、やはり物事には浮き沈みというのがあるわけで。

あれはゴールドシップとディープブリランテが出走した2012年の共同通信杯のこと。
この日のセンターコートのイベントに出演していた辻三蔵が共同通信杯のことをケチョンケチョンに言い放ちやがってw
確かに当時の共同通信杯は一時の勢いはなかったものの、自分には競馬を覚えるきっかけとなったダイナガリバーの勝ったレースなので思い入れというか、やはり重視したい気持ちがあったので辻三蔵ごときにボロカスに言われたのでは我慢ならんと、埼玉スタジアム仕込みのブーイングをお見舞いしてやろうかとよっぽど思ったのだけど、グッと堪えて黙って聞いていたわけですよ。
その結果、神様って見ているものだね。その年にゴールドシップが皐月賞を、ディープブリランテがダービーを制覇。そして2014年から3年連続で共同通信杯からの直行組が皐月賞制覇と復権どころか今や王道になりつつあるわけで、まあそんなもんですよ。

だからホープフルSだって復権するかもしれないし、穿った見方をすればJRA的には来年のGⅠ昇格を目指してレースのレイティングを気にしているのだからそれなりの馬に出て勝ってもらわないと…と思っているでしょうからね。そう考えれば今年は狙い目かもしれないし、ディープインパクト産駒を使わなければ(特に新馬勝ち直後の)壊れることもないのかと思うのだが。

【交代枠】
さてウマニティPOGに話を戻すと、指名枠はフルに使いきっているものの、まだデビューしていない馬が6頭います。
そのうち、主戦場のPOGでも指名している3頭は手放すつもりはありませんけど、ウマニティPOGのみで指名している3頭のうち2頭が順調さを欠いているようなので、ここはテコ入れを考えようかと。
特にクライオブジョイは6月に美浦に入った直後に熱発→放牧、9月に美浦に戻ってきてゲート試験に合格してから調整のピッチが上がったところでまた放牧と、体質的な問題を抱えているようなので交代枠を行使しようかと思う次第。
まあこんなこと書いている時点で大体腹積もりは決まっているんですけどねw
おかげさまで地方競馬の予想をゴールドでお買い上げいただいている方がいらっしゃるので、交代枠への“課金”の心配がないもので…(^^;)

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