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[GI万馬券総獲り作戦]
GIは誰だって馬券を獲りたい。だからと言ってJRAが控除率を下げてくれる訳では無し。
踊らされて大勝負するのは馬鹿げている。あくまでも冷静に他のレースと同様のスタンスで賭ける。これが利殖馬券の鉄則だ。
それを前提に取り敢えず他のレースとは異なるGIならではの特徴を馬券という観点から考えてみよう。
【その1】GIは全ての馬の目標。他のレースと違って馬の仕上げをあまり考慮する必要がない。
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クラシック(3歳馬が戦う牝馬の桜花賞、オークス、秋華賞、牡馬の皐月賞、ダービー、菊花賞)は初めての輸送など初体験の部分があるので、当日の体調には気を配らなければならないが、一般的にはどの馬も最高の状態で出走していると考えて差し支えない。従って強い馬が額面通り力を発揮するレースとも言える。
【その2】人気サイドの馬券はいっそう売れて過剰人気になる。
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G1はみんな当てたい。しかも、GIともなると普段は馬券には全く興味の無い素人さんも回りの騒ぎで、購買意欲をそそられる。
競馬には全く知識の無い素人さんが頼るのは専門紙の印や騎手の知名度。かくして人気の組み合わせは更に人気になる。
この傾向からいえば例えば馬連なら1番人気と2番人気、3番人気といった人気サイドの目は非常に損な馬券になる。ただ、だからといってG1は強い馬が勝つレース。全く人気の無い馬同士の馬券も当たる確率は非常に低い。
大穴狙いも本命狙いも赤字になるだけ
本当にそうか…2004年から2006年の過去3年間の芝のGIに関して分析してみた。
現在芝のGIは年間20レース組まれている。春行われるヴィクトリアマイルは06年に新設されたレースなので05年迄は19レースである。
1番人気=2番人気=3番人気で決まった芝GIは19レース中3レース。05年は3歳牡馬ではディープインパクト、3歳牝馬ではシーザリオという怪物級の馬がいて、春のクラシックは非常に堅かったが…それでも19レース中5つ、06年は20レース中1回しかない。
つまり、1番人気=2番人気=3番人気と組み合わせは3年間で58レース中9回しか出現していないのだ。
しかも、人気サイドだから当然に配当は安い。05年の秋華賞などは馬連はたった180円。
こんな馬券を買い続けていても殆ど当たりもしないし、たとえ的中させたところで儲けは無いに等しい。
1番人気=2番人気=3番人気の組み合わせの馬券はパスするのは理論的にも正解だ。
では5番人気以下同士で決まったレースはどのくらいあるのか。
これもまた極端に少なく04年は1レースも無い。
05年は春の天皇賞でスズカマンボ(13番人気)1着。ビッグゴールド(14番人気)2着と入り、馬連8万5020円という超大穴が出たのを皮切りに、安田記念ではアサクサデンエン(7番人気)、スイープトウショウ(10番人気)、2歳牝馬のチャンピオンを決める阪神JFでテイエムプリキュア(8番人気)、シークレットコード(9番人気)の穴となって3回出現している。
しかし、春の天皇賞以外の2つは人気薄同士の組み合わせの割には馬連の配当は1万円台と低い。
安田記念も阪神JFも信頼の置ける馬が存在せず人気が割れていたのが原因だ。
そして06年はメイショウサムソン(6番人気)が勝ち、ドリームパスポート(10番人気)が2着に入った皐月賞の1回のみとなっている。
これもまた割安の1万円台だ。5番人気以下の馬はフルゲート18頭立てだと14頭もいる。
15番人気~18番人気あたりをカットしても10頭。馬連ならBOXだと45点。とても買い切れないうえに、配当も見合わないのが現実だ。
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