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【香港カップ】地元馬ワンツー、タイムワープが逃げ完勝
提供元:©サンケイスポーツ 12月10日() 17:41
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 11月30日に香港シャティン競馬場で行われた第31回香港カップ(GI、3歳以上、芝・右2000メートル、定量、1着賞金1425万香港ドル=約2億1375万円、12頭立て)は、Z.パートン騎手騎乗の3番人気タイムワープ(セン4歳、香港・A.クルーズ厩舎)が一度も並びかけられるシーンのない圧巻の逃げ切り勝ち。タイムは2分1秒63(良)。2馬身1/4差の2着には中団から脚を伸ばしたワーザー(1番人気、香港)。

 日本馬は3頭が出走。最先着の3着は、2番手の内を進み直線も内めを伸びたネオリアリズム(2番人気、美浦・堀宣行厩舎)。後方から追い込んだステファノス(4番人気、栗東・藤原英昭厩舎)が4着。道中はネオリアリズムの外を進んだスマートレイアー(5番人気、栗東・大久保龍志厩舎)が5着。

 タイムワープは通算成績23戦9勝。GIは初制覇(重賞勝ちも初)。

 〈日本馬の関係者のコメント〉

3着 ネオリアリズム

 ◆堀宣行調教師「レース前は、いいスタートができるかを一番気にしていました。4月のとき(クイーンエリザベス2世C=1着)よりいいスタートを切ることができました。レースのペースが向かず、力を100パーセント出すことができなくて残念でした。検疫からレースまでの間、香港ショッキークラブの関係者の皆さまのサポートには大変感謝しています。また、わざわざ遠い国まで来てくださったファンの皆さまにも感謝します」

 ◆J.モレイラ騎手「最初、馬が行きたがってしまいましたが、最後はよく3着に入ってくれました。力を出し切ってくれたと思います」



4着 ステファノス

 ◆藤原英昭調教師「スローペースになってしまい、予想していた展開と少し違いました。枠ももう少し内で、展開ももう少し流れてくれればよかったなと思います。きょうまでさまざまなサポートをしてくれた香港ジョッキークラブには大変感謝しています」

 ◆H.ボウマン騎手「よく走ってくれました。最後の末脚は素晴らしかったです。馬がよく頑張ってくれました」



5着 スマートレイアー

 ◆大久保龍志調教師「馬場に入ってからいつも通りの感じでした。きょうは前残りの競馬が多かったので、前のポジションがいいと考えていました。もう少し内枠だとよかったです。道中もいい感じで、直線も我慢してくれて、悪くない内容でしたが、いい結果を出したかったです」

 ◆武豊騎手「完敗です。馬の状態が良かったので、きょうは思い切って前で競馬をしようと思い、思った通りのレース運びはできましたが、相手が強かったです」

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