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【沢田康文の欧州リポート】30日香港GIに仏から刺客…鞍上はペリエ
提供元:©サンケイスポーツ 4月26日(水) 05:00
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 JRAが馬券を発売する香港のクイーンエリザベス2世C(30日、シャティン、GI、芝2000メートル)に、フランスからディクトン(牡4、父ロウマン)が出走する。差し・追い込み脚質で、昨年、仏版弥生賞のGIIIフォンテーヌブロー賞を勝ち、仏2000ギニー、仏ダービーでともに3着と健闘している。

 今年の始動戦となった2日のGIIIエドモンブラン賞は勝ったジミートゥータイムズから3馬身1/2差の2着と完敗したが、当日の体重は前走時からプラス32キロだったということで、陣営は成長と今後の変わり身を確信。ガネー賞など国内GIの選択肢もあるなか、香港遠征が決まった。

 管理するG・ビエトリーニ調教師(49)はローマ出身のイタリア人で、母国の競馬が経営危機にあるため、2013年からパリ郊外のメゾンラフィット調教場に分厩を構えている。競馬統括機関のフランスギャロの調教師免許を15年に取得し、新天地での初の重賞勝ち馬がディクトンだった。

 19日に国内最終追いを行い、シャティン競馬場には22日に入厩。ディクトンは重巧者で、陣営は雨は歓迎と話している。香港の週末までの天気予報には傘マークが見られ、理想の舞台となる可能性も高まってきた。鞍上は世界的名手のO・ペリエ。穴馬の資格は十分にある。 (在仏競馬記者)

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