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【沢田康文の欧州リポート】ドバイVの仏ドルニヤがJC参戦
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今年3月のGIドバイシーマクラシックを制したフランスのドルニヤが、2005年アルカセット以来となる外国馬の優勝を目指して、ジャパンC(11月29日、東京、GI、芝2400メートル)に参戦する。
13日に行われた凱旋門賞の前哨戦フォワ賞のレース後、管理するA・ドゥワイエデュプレ調教師が「秋の最大目標を凱旋門賞からジャパンCに切り替える」と明らかにした。
緑と赤の勝負服でおなじみのアガ・カーン殿下が所有するドルニヤは、アザムール産駒の4歳牝馬。3歳時に挑んだ凱旋門賞は5着と健闘し、通算成績は11戦5勝2着2回。硬い馬場を得意としている。
フォワ賞は苦手な重馬場ということもあって、1番人気で4着に敗れたが、シーマクラシックでは3着ワンアンドオンリーに約4馬身差をつけてGI初制覇を飾っている。
このままぶっつけで遠征するか、凱旋門賞をはさむかは、ロンシャンの馬場状態との兼ね合いもあり不確定だが、このクラスの馬がジャパンCにピークを合わせてくれば、迎え撃つ日本馬にとっても脅威となりうる。
デビューから全戦でコンビを組んでいるのは、昨年エピファネイアで優勝したクリストフ・スミヨン。オルフェーヴル、ジェンティルドンナ、ジャスタウェイといったビッグネームはすでにターフを去っており、欧州の関係者は今年のジャパンCを本気で狙っている。 (在仏競馬記者)
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