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【東西現場記者走る】シャルル、キタサン2世だ!

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【東西現場記者走る】シャルル、キタサン2世だ!

 東西サンスポの精鋭記者が、密着取材でGIの勝ち馬を探し出す名物企画『東西現場記者走る』。今年からGIに昇格したホープフルSの担当は大阪サンスポの斉藤弘樹記者(38)だ。変則開催のため3日間に凝縮して取材する連載の初日は、重賞で好走したシャルルマーニュタイムフライヤーに注目した。

 有馬記念が終わってひと息…と思った矢先、デスクからホープフルSのGI密着担当を命じられた。栗東トレセンで寂しいクリスマスを迎えることになったが、連載担当時に好結果を残せていないだけに、泣き言をいうわけにはいかない。お一人さまのチキンとケーキで士気を高め、最後はビシッと決めてみせる。

 まず初日に狙いをつけたのは、キタサンブラックで勢いに乗る清水久厩舎のシャルルマーニュだ。キタサンと同じく、母の父サクラバクシンオーという血統背景も、何か運命的な予感…。さっそく初の2000メートルへの適性を吉田助手に直撃した。

 「胴が長くスラッとした体形で、走りもゆったりしています。お父さんもヴィクトワールピサだし、そんな短距離向きとは思えませんね」

 初勝利に3戦を要したが、オープンに昇級後も2、3着と好走。特にワグネリアンをはじめ強豪がそろった前走の東スポ杯2歳Sでは、先行馬に厳しい展開でも見せ場十分だった。「筋肉がついてきたぶん、徐々にシルエットもきれいになってきました」と同助手は成長を実感。さらに「小倉で勝っているように器用なタイプだし、直線の短い中山はプラスになりそう」とコース替わりも歓迎する。安定した先行力は、大きなアドバンテージになりそう。

 重賞好走馬でもう1頭、気になるのがタイムフライヤーだ。前走の京都2歳S(2着)は、早めに抜け出したぶんだけ差された印象だが、2走前の萩S(4馬身差V)の勝ちっぷりには相当な素質を感じた。松田調教師は「トモ(後肢)に緩さは残りますが、萩Sのあたりから少しずつ馬がしっかりしてきました」と着実な成長を口にする。近2走で手綱を握っているC・デムーロ騎手も「いい瞬発力があります。乗りやすい馬だし、小回りの競馬場も合うと思います」と好感触だった。

 まだまだ本命候補はめじろ押しだ。短期決戦だけに、効率良く取材を進めていきたい。 (斉藤弘樹)

ホープフルSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

東西現場記者走る 2014年春に始まったGI限定の連載企画。東西サンスポが誇る精鋭記者が、密着取材で勝ち馬に迫る。今週は3日間連載の濃縮バージョン。結論はレース当日の紙面で掲載。

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