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【フォワ賞】ダイヤ、4着…レース中に負傷していた


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【フォワ賞】ダイヤ、4着…レース中に負傷していた

 10日のフォワ賞(仏シャンティイ、GII、芝2400メートル)に臨んだサトノダイヤモンド(栗・池江、牡4)は、まさかの4着に終わった。レース後は軽い外傷も判明したが、日本馬初の凱旋門賞(10月1日、仏シャンティイ、GI、芝2400メートル)制覇に向けて暗雲が漂ってきたのは確かだ。欧州での評価も急落。ダイヤモンドはかつての輝きを取り戻すことができるのか-。

 深夜まで見守った多くのファンが落胆した。凱旋門賞の前哨戦、フォワ賞に臨んだサトノダイヤモンドは、2番手を追走したものの全く伸びず4着。見せ場らしい見せ場もなく、勝ち馬に3馬身以上離された一戦を、池江調教師は厳しい表情で振り返った。

 「今回は重い馬場と後続馬に乗り掛けられたことが影響しました。左後肢の蹄冠部(蹄の上部)を少し切りましたが、幸い軽傷でしたので今後に影響はなさそうです。ただ、走りには影響があったと思います」

 スムーズに見えた6頭立ての競馬だったが、タイトな位置取りの中で後続馬と接触。いわば本場の“洗礼”を浴びた形だが、そのあたりは覚悟の上で、言い訳にはできない。「修正してベストに持っていけるように。結果をしっかり分析して本番につなげたい」と指揮官は巻き返しを図る。

 ただ、英国ブックメーカー各社は思わぬ大敗を受けて敏感に反応した。レース前まで2、3番人気だった凱旋門賞のオッズを、5、6番人気へと変更。評価は急落した。

 2010年のナカヤマフェスタがフォワ賞で2着に敗れながら本番でも2着に奮闘したが、フォワ賞4着の大敗からの巻き返しとなると1994年のエルナンド(凱旋門賞2着)までさかのぼる。厳しい現実を突きつけられたことは事実だ。

 休み明けで完調手前だったこともあり、池江師は「経験が今後に生きると思う」と言い、主戦のルメール騎手も「ここを叩いたことで変わってくれると思います」と前を見据える。相手がますます強くなる本番は、3週間後。国内で馬券も発売される凱旋門賞で、サトノダイヤモンドの真価が問われる。

凱旋門賞の展望

 英オークスに始まり、圧倒的な強さでGIを4連勝中のエネイブル(英=J・ゴスデン)が断然の人気を集めている。道悪での良績が多いが、愛オークスは良馬場でも大楽勝。死角らしい死角は見当たらない。

 能力的に次位を争いそうなのはニエル賞を制したクラックスマンだ。ただ、エネイブルと同厩であり、主戦も同じデットーリ騎手であるため、回避の可能性もある。

 昨年2着のハイランドリール(愛=A・オブライエン)は、馬場状態が鍵。良馬場なら今年も上位争いが望める。着実に力をつけてきたユリシーズ(英=M・スタウト)は成長力があり大一番に強い血統。良績のない2400メートルでも侮れない。

 地元勢はやや見劣る印象だが、ブラムト(J・ルジェ)、ザラック(A・ロワイエデュプレ)の良化度がポイントだ。

サトノダイヤモンドの競走成績はこちら

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