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14日の東京11Rで行われた第50回クイーンカップ(3歳牝馬オープン、GIII、芝1600メートル、16頭立て、1着賞金=3400万円)は、柴田善臣騎手騎乗の2番人気キャットコイン(美浦・二ノ宮敬宇厩舎)が差し切り勝ち。無傷の3連勝で重賞初制覇を果たした。タイムは1分34秒0(良)。
急死した父にささげる、無傷の重賞制覇だ。素質あふれる牝馬がそろった一戦を制したのは、ステイゴールド産駒のキャットコイン。堂々の3連勝で無敗の重賞ウイナーに輝いた。
レースはダノングラシアスの逃げで幕を開け、スマートプラネットが2番手。その後ろにシングウィズジョイ、ホワイトウインドと続く。1番人気のロカはスタートでやや立ち遅れ、後方からの競馬となった。よどみないペースで流れて直線へ。横に広がった差し脚比べのなかから抜け出したのは、キャットコインだった。道中は中団のインにいたものの、4コーナーで外に持ち出し、直線半ばで先頭に立つと、激しい叩き合いを制して、堂々の3連勝。2歳女王ショウナンアデラに続き、またも二ノ宮厩舎からクラシック候補が誕生した。3/4馬身差の2着はゴール前で外から猛然と追い込んだ3番人気ミッキークイーン。さらにクビ差の3着には、1番人気のロカが追い上げている。
キャットコインは、父ステイゴールド、母ストレイキャット、母の父Storm Catという血統。北海道白老町・(有)社台コーポレーション白老ファームの生産馬で、(有)サンデーレーシングの所有馬。通算成績は3戦3勝。重賞初勝利。二ノ宮敬宇調教師、柴田善臣騎手ともにクイーンCは初勝利。
柴田善騎手は「意外に楽に先頭に立てました。すごく力を付けていることが分かりましたね。折り合い面の心配はない馬で、向こう正面で外の馬と接触したのですが、怒らずに道中も冷静に走っていました。デビュー戦、2戦目とまだひ弱な部分があって、“ドンと来い”という感じではなかったのですが、ここに来て返し馬でも落ち着きが出ています」と成長ぶりを実感している様子だった。
★14日東京11R「クイーンカップ」の着順&払戻金はこちら
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