グリーンセンスセラさんの競馬日記

新種牡馬ドレフォン、2大血統全盛に風穴を開けられるか?  競馬コラム

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競馬業界血統問題 「三大始祖」消滅の危機 http://umanity.jp/home/view_diary.php?id=2436d8c089&owner_id=7df44bf50b


新種牡馬ドレフォン、2大血統全盛に風穴を開けられるか? ─競馬HEADLINENES / 2018年1月22日 21時52分 https://keiba-headline.com/can-drefong-change-the-current-status-19702/



日本競馬界の第一人者と言えば、個人の名前ではなくなってしまいますが社台・ノーザンファームの吉田一族が生産面でもビジネス面でも第一線に立ち切り開いてきたものがあります。競馬ビジネスはハイリスク・ハイリターンの側面が大きく、過去に種牡馬、繁殖牝馬とともに多大な投資をしてきましたが、サンデーサイレンスとの出会いがこれほどまでに枝葉を伸ばすことになるとは、まさか当時は想定をしていなかったのではないでしょうか。

今年種牡馬入りした中でもっとも注目を集めるであろう馬と言えばキタサンブラックで間違いのないところかと思いますが、こちらも父ブラックタイドこそ傍流と言えるかもしれませんが系統としてはサンデーサイレンスの直系。また、同じく今年種牡馬入りしたイスラボニータもフジキセキ産駒ということでこちらもサンデーサイレンスの系譜となっています。

血の飽和が囁かれるようになり、様々な血統を取り入れようと努力はされていますが、まだまだ主流は移りそうにありません。対抗となるべき非サンデーサイレンス系統であってもロードカナロアといった、こちらはこちらで広く枝を伸ばしているキングカメハメハ系が多く、第二・第三の矢に期待したいところ。長く低迷期の続いていたハービンジャーも昨年ようやく花開きましたが、アベレージで言えば不安要素の残る成績、今年が正念場と言えるでしょう。

サンデーサイレンスの血を残しつつ血の飽和にぶち当たらないために四苦八苦しているのが生産業界かと思いますが、さすがに抜かりないのが社台グループ。昨年の芝マイル、スプリント路線を見るとディープインパクト・キングカメハメハともに存在感が薄くなってきている感もあり、まずこのカテゴリーからテコ入れを考えているのでしょうか。

今年から社台ファームで繋養されるドレフォンを連れてきました。父はジオポンティ、母の父はゴーストザッパーということで、どちらも日本では非常に珍しい血統です。競走成績は9戦6勝で、BCスプリントを含むG1を3勝した2016年度のエクリプス賞チャンピオンスプリンター牡馬です。

種付け料は受胎確認後300万円と、同期のイスラボニータが150万円ということを考えるとかなり強気の料金設定という印象ですが、繁殖牝馬をほぼ選ばずに種付けできるというのはかなり大きなメリットと言えます。また、生産の傾向としてスタミナよりもスピードを要求する時代でもあるため、ニーズにはマッチしているかもしれません。

産駒は2021年デビューということで、このカテゴリーではイスラボニータやビッグアーサーと言ったライバルと争いとなることでしょう。初年度からステルヴィオなどを輩出してきたロードカナロアが着実にこの路線を席巻していくのか、今後モーリスなども短距離に産駒を送り込んでくることでしょうし、異色の種牡馬が思わぬ成績を残す可能性もあります。短・中距離路線含めて、先々楽しみな種牡馬ですね。

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