山崎エリカさんの競馬日記

明日の見所(ダイヤモンドS)

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2017年 京都牝馬S、ダイヤモンドS
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●京都牝馬S

昨年から京都芝1400mで行われるようになった京都牝馬S。京都芝1400mは、前半で坂を上って、後半フラットのコース形態のため、短距離戦としてはペースが上がりづらい舞台です。スタートしてすぐに3コーナーの坂を上る芝1200mほどではありませんが、基本的には、逃げ、先行馬が有利なコース。

しかし、この時期は本当に雨が多く、明日も昨年同様に雨模様とのこと。昨年のこのレースは逃げ、先行馬が揃った上に、重馬場でペースがやや速くなり、2着、3着に差し馬が台頭しました。今年も雨模様のこと。ある程度は、タフな馬場が予想されます。

今年も、スプリント路線組の参戦が多く、逃げ、先行馬が揃った一戦。差し馬の台頭を警戒しましょう。


●ダイヤモンドS

ダイヤモンドSは、2012年の勝ち馬ケイアイドウソジン(15番人気)のような、中距離戦を主体に使われてきた隠れステイヤータイプが穴を開けることがとても多い舞台。このレースがハンデ戦で行われ、実績がなければ軽ハンデの恩恵を受けることも好走要因ですが、一番の理由は、中距離では追走に苦労していた馬が、距離が長くなることで、楽に前を意識して動いて行けるということでしょう。

本来は逃げ馬でありながら、中距離では楽に逃げられなかったケイアイドウソジンはその典型。距離が長くなったことで、楽にハナを奪って逃げ切ることが出来ました。2007年に6番人気で穴を開けたエリモエクスパイアも中距離では追い込み馬で、長距離では先行馬。初距離のこのレースで2着入線し、同年の天皇賞(春)でも2着と健闘。ステイヤーとしての資質の高さを証明しました。

つまり、今回でスタミナ特化型の隠れステイヤータイプがいるかどうかが馬券の重賞ポイント。いればハンデの軽い新興勢力にチャンスがありますが、いなければ実績馬が上線する形になるでしょう。

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