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【徹底攻略9】放牧によるスタミナ減少の検証
執筆者:横井顕 2016年12月15日(木) 23:20
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放牧によるスタミナ減少はダート調教4本分……というのがこれまでのシリーズでのセオリーでした。ところが『ダビマス』では前回の記事でお伝えしたとおり、ちょっと違うようです。

今回はそのスタミナ減少について、より詳しく探ってみます。


▲馬体解析のスタミナ評価でスタミナの動きを探る。



検証の方法

検証は以下のような方法で行ないました。まず調教してスタミナを徐々に伸ばし、評価がEからDに変わったばかりのところで止めます。ここが検証の開始地点になります。



そこから放牧に出し、何回調教するとスタミナがEからDに戻るかを調べます。



スタミナ回復に必要な調教の回数

調べた結果は以下のとおりです。


■スタミナ回復に必要な調教量



ダート一杯やダート併せでは4回で済みましたが、ダート強めだと5回または6回、ダート馬ナリだと10回から11回必要でした。ウッドだと強めで14回も必要でした。

回数に幅があるのは、これまでのシリーズより細かい計算が行なわれていて誤差が出るため……と見ています。


▲ダート馬ナリの場合、9回目までスタミナEのままで……


▲10回目を行なった直後にスタミナDになった。



放牧から帰ってきたときの調教量の目安になればと思います。



調教効果の考察

この検証から、同時に調教の効果も見えてきます。

たとえば、馬ナリ、強め、一杯、併せ調教の差。

過去のシリーズでは、スピードとスタミナの成長量に関して、強め以上はすべて同一で馬ナリは効果なしでした(坂路だけは作品によって馬ナリでも強め以上と同じ効果がありました)。

しかし、『ダビマス』では馬ナリ・強め・一杯(&併せ)でそれぞれ成長量が異なるようです。強めを基準とした場合、馬ナリは効果が半分、一杯と併せは効果が2割増し……というところです。

また、ウッドはダートに比べて半分以下の効果しかない……ということも見て取れます。



ちなみにこの検証は、調教のたびに馬体解析をするという手法で行なったため、莫大な資金が吹き飛びました(100億円ほど)。まだまだ未解明な部分が多いですし、できるだけ効率よく検証を進めたいところですね。



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○執筆者プロフィール
横井 顕(よこい・けん)
 ゲームが趣味かつ仕事のフリーライター。1994年に『ダービースタリオンⅡ』の公式全国大会で優勝し、以後ゲーム攻略記事に携わる。『ダービースタリオンⅢ全書』(アスキー出版)、『ダービースタリオン96全書』(アスペクト)など90年代の作品から、最近の『ダービースタリオンGOLD全書』(KADOKAWA)まで、シリーズ全般の攻略記事を執筆。現在は最新作『ダービースタリオンマスターズ』をプレイし、本サイトで攻略コラムを公開中。

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